ブリティッシュ・スーツ
ブリティッシュ・スーツでドレッシーなシェイプドルックを気取る
ブリティッシュスーツのシルエット・デザイン詳細
シェイプドルック
ブリティッシュ・スーツの特徴として第一に上げられる、ウエストを絞ったシェイプドライン。 ドレープ感のあるバストライン~ウエスト~カッタウェイされた前裾により構築されるドレッシーなシルエット。バストのドレープ
ゆったりめの胸まわりは、メンズスーツ特有の男性らしさを強調し、高めのウエスト位置で 絞られたシェイプをより印象づけます。ビルドアップ・ショルダー
イングリッシュ・ドレープでは、パッドで強調される肩線を、袖山を肩にかぶせ盛り上がったように見せる ビルドアップ・ショルダーを採用。立体的に構築された肩線が特徴的です。バックスタイル
フィット感のある全体シルエットから、ハイウエストで絞ることで、 美しい英国調Xラインとなるバックスタイルを実現。フロントカット
前裾を大きくカッティングされた専用のカッタウェイ・フロントが、シルエットを立体的に、 バスト~ウエスト~裾へと流れるようなラインを形成。ブリティッシュ専用ラペル
ブリティッシュ・スーツと相性の良い、ハイゴージな専用ラペルをご用意。 ※クラシコよりもゴージの高さ・角度とも低い設定。ブリティッシュスーツと相性の良いディテール
チェンジポケット
少し長めのジャケット丈をシルエットの特徴とするイングリッシュ・ドレープには、右側の腰ポケット(サイドボケット)上に、小さな口巾で同じフタ付きとするチェンジ・ポケットがあると落ち着きます。
ハッキングポケット
乗馬用のハッキング・ジャケットに付けられるフタ付き斜め切りの腰ポケットはトラッドな英国の香りの強いディテール。
※スラントやオブリークは共に斜めを意味する言葉なので、同じようなフタ付き斜め切りのポケットという時に使います。
ダブル6釦2掛
ダブルスーツの中でも最も正統派的な前釦の形6釦2掛は、胸のボリューム感+ハイウエストでの絞り+裾のフレア感で完成します。
代表的なダブルスーツの着こなし、下釦1個はずしを、ブリティッシュ・スタイルでかっこ良くお試し下さい。
ブリティッシュスーツとは
ブリティッシュ・スタイルのスーツは、全てのトラディショナル・ファッションの原点といえる、ブリティッシュ・トラディショナル(英国の伝統的なライフスタイル)、メンズスーツにおいては、英国調のスーツスタイルのことをいいます。
このブリティッシュ・トラッドは、牧歌的なイギリスの風景になじむ田舎生活を基本に置き、素材はツイード、クラッシックパターン、デザインにはスポーツライクな着用にも向くエルボーパッチ、ガンパッチ、ノーフォークなどを取り入れたカントリー・スタイルと、ビジネス、式典などに着られる、ドレッシーなダーク・スーツ・スタイルとがあります。
ブリティッシュ・スーツのスタイル提案はブランド、メーカーなどによって多少の差がありますが、共通しているのはやはり「ややシェイプされたライン」だというところ。1930~40年代に見られたイングリッシュ・ドレープをブリティッシュ・スーツの基本スタイルと考えているところも多く、シェイプドルック、高めのウエストライン、パッドを入れた肩線から厚めの胸回りを構築、長めのジャケット丈でシェイプするウエストラインに沿わせるエレガントでドレッシーなスタイル。
スーツスタイルには他に、ブリティッシュ・スーツの肩幅を少しゆったりめに、柔らかでしなやかな仕立て・ラインのイタリアン・スタイル、着やすさ重視・気取らないリラックス感、広めの肩幅・ウエストの絞りもあまりないアメリカン・スタイルがあります。