ボールドルック
1920年代から1930年代にかけて、アメリカのシカゴを中心とした背広スタイル。すべてにボールド(大胆)なデザインを取り入れ、男性的な雰囲気をかもし出している。その後、20年ごとの周期で復活している。
肩パッドを入れて誇張した肩線、幅広のラペルを特徴とし、目立つアイテムを好んで取り入れる。ネクタイの幅も広く大胆で派手なファッション。アル・カポネ・スタイルに共通するような良い意味での下品さがある。ダブルスーツでもボタンワン・ダブルなど6釦1掛のスタイルをたっぷりめにゆったり着こなし、体を大きく相手を威嚇するようなシルエットで、強さを演出する。
ボールドルックそのままをビジネススタイルとすることは、難しいが、着こなすファッションの気持ちとしてボールド(大胆)な部分は、ディテールとして常に念頭に置いておきたい。