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ダブルスーツ|オールインライン
今のダブルスーツの形は、スプレッドアウトという形が
主流なため、お手持ちのダブルスーツの釦の位置を見ていただくと、
上の釦の横釦間が広く、下が狭い釦位置となっているものが多いと思います。
これが、オールインラインという形だと、ダブルスーツの
4個から8個ボタンのダブルブレステッドの上着のボタンの配列が、
垂直で同巾になっているものをいいます。
1969年ごろアメリカで流行し、日本ではベルエポックなどの
言葉とともにシェープドルックとして流行したものです。
ダブル8釦4掛など釦位置が高くなる釦配置のダブルスーツ
でやると目立ちます。
また、標準的なダブルジャケットの釦配列では、ボタンワンダブル
(ダブル6釦1掛)やロングターン(ダブル4釦1掛)、
フォーマルスーツやブリティッシュスーツ・ダブルに好まれる
ダブル6釦2掛の釦配列は「スプレッドアウト」。
モードな雰囲気のある、ダブル2釦1掛、ダブル4釦2掛、
ダブル6釦3掛、ダブル8釦4掛のダブルジャケットでは、
釦位置が垂直同巾に並ぶ「オールインライン」とされています。
ここ数年のタイトなスーツが好まれる傾向は、シングルスーツから
ダブルスーツにも移ってきており、スプレッドアウトに加え、
釦位置が高くなるオールインラインにも関係なくその関心度は
高くなっているように思います。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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