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ゴージライン
スーツの衿には上衿・下衿というのがあって、
”キザミ(衿部の三角形の切れ目)”を境に分かれています。
上衿をカラー、前身頃を衿型に折った見返しで作られる下衿をラペル、
この境目の縫い目をゴージラインといって、
この高さは流行に左右されます。
上記添付写真が5パターンのゴージラインの異なる
ノッチの衿型ですが、このゴージラインの上げ下げでジャケットフロント部は
ずいぶんと表情が変わってしまいます。(//参考絵なのであまりカッコよくないですね^^;)
通常は、ゴージラインの高い場合は、上衿と下衿の切り替え位置も上、
逆に低い場合には、切り替え位置も下になります。
ジャケットシルエットには、それぞれバランスよくデザインされた
ゴージ位置が決まっているため、この部分を変更することができる
縫製ライン、縫製パターンは一部のものに限られてしまいます。
標準をレギュラースーツとした場合、クラシコスーツや、ブリティッシュスーツの
ゴージラインは、高めの設定となっており、
特にクラシコスーツの場合には、広めに設定されている衿巾からも、
このゴージが特徴的な部分となっています。
また、衿ぐりから胸に向かって前身頃に、肩甲骨に向かって後身頃に
入れられるゴージ・ダーツ(ネックライン・ダーツ)とは異なります。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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