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背広のスタイル
- サーティースルック
- サーティース(1930年代)に流行した背広スタイル。
それを現代風にアレンジしたもの。ボールドルックと同義で、肩幅がやや広くて張りがあり、衿巾は広く、上着丈も長い。柄もチョークストライプなどボールドなものが多く、その代表的なものは1930年代のシカゴギャングたちの服装に見られる。 - フォーティースルック
- フォーティース(1940年代)に流行した服装のリバイバルルック。’40年代といえば第二次世界大戦を中心にした時代で、ボールドルックの影響が強い。広く長く折り返ったラペル、長い上着丈、太くターンナップの付いたスラックスを特徴としている。
- ジャズ・スーツ
- 第一次世界大戦後に流行したスーツの呼称。
ペッグトップモデルのトラウザースにナロー・ショルダー(狭い肩)のジャケットを組み合わせたスタイル。
ジャケットは特にディテールに凝っていて、胸が極端にフィットし、裾で大きく広がるフレヤード型であり、背中はプレーンまたは、ピンチバックコートのようにしたものもあった。多くは深いセンターベントでボタン数は1,2,3個と種類も多かった。 - ズート・スーツ
- 1940年代初期に流行した、極端にだぶだぶしたシルエットを特徴とするスーツ。
大きな肩パッド、膝までの長い上着丈,、裾口で急につまった感じのスラックス(ペッグトップスラックス)を合わせる。
品の悪い連中の好んで着たスーツであったが、クラシックリバイバルの影響で、またぞろ復活しそうな気配がある。ちなみに”ズート・スーツ・ルック”を着込んだ若者たちのことを”ズート・シューター”と呼んで、大人たちは軽蔑していた。 - アメリカン・ナチュラル
- IACDが1950年に発表した背広の流行型。 肩がナチュラルショルダー、シングルブレステッドで2個、または3個ボタン。全体にスリムなシルエットが特徴。50年代、60年代のアメリカと日本の背広に大きな影響を与え、現在、日本の年配層の背広型として一般化している。
- イングリッシュ・ドレープ
- 1930年代から1940年代の初めにかけて、メンズファッションの主流となった流行型である。最初、ロンドンに生まれたそれは肩幅が広く胸をできるだけゆとり(ドレープ)をもたせ、袖山を大きく作って袖付け部分にくぼみが出来るほど極端なボールドルックだった。1920年代までの、スリムなシルエットに代わるそれは新鮮な感動を与え、その後の背広型に大きな影響を残した。ドレープルック、またジャケットを”イングリッシュラウンジ”とも呼ぶ。
- クラシック・モデル
- ナチュラルルックの別称もある。 ’60年代前半に日本でもっとも一般化した背広の1種。
オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/