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スーツのいろいろ
- スーツ
- ジャケット、ベスト、スラックスの3つ、またはジャケットとスラックスのふたつを同生地・同色柄で仕立てた一式のこと。
一般にいう「背広」で、前者をスリーピーススーツ(3つ揃い)、後者をツーピーススーツ(2つ揃い)と呼ぶ。ツーピース型はスリーピース型の略装とされてる。新しい概念のスーツでは必ずしもこの型式をとらないものが多くなっている。 - テーラードスーツ
- 「男もの仕立てをしたスーツ」の意。背広の凝った呼び方である。
対して女ものの仕立てのことは”ドレスメーカード”という。 - ラウンジスーツ
- 主にイギリスにおいて使われる言葉で、背広全般を意味する。
もともとは、現代の原型として1820年ごろ、にあらわれた男子服のことでラウンジジャケット、3つ揃い感のラウンジスーツへと徐々に変化して、現代の型に定着した。上着がゆったりしていて、気楽に着られるところから、アメリカではラウンジジャケットを、サックコート背広全般をサックスーツと呼んでいる。これは「袋のようにゆったりした上着」の意味を含んでいる。 - サックスーツ
- 「背広」のこと。 アメリカで背広に対して使われる言葉である。
イギリスでラウンジスーツと呼ぶのに対して用いられる。背広の上着はサックコートと呼ばれる。共に「袋のようにゆったりした」の意味からきている。 - スート・スーツ
- 上下を共地で仕立てたごくオーソドックスなスーツを強調して言う言葉。
デュオス、トリオスなどこれまでの概念を超越したスーツが数多く登場し、上下が必ずしも共地でなくてもスーツと呼ぶ考え方が徐々に一般化している現状から「正確な背広」という意味であらわれた用語である。 - ダークスーツ
- 暗い、また黒っぽい色・柄の生地で仕立てられたスーツの総称。
ビジネススーツの代名詞となるほどサラリーマンの制服化している。 - ブレザースーツ
- スラックスをブレザーと共地・共色柄で作って組み合わせた一式をいう。
多くの場合、ブレザーの基本色である、黒を多く使うためビジネススーツまたフォーマルウエアのひとつとして用いられる。ブラックウォッチタータンと呼ばれる黒と緑で作られるタータンチェックのスラックスを合わせても、現在ではこの分類に入れておかしくない。 - セットアップスーツ
- 組み立てスーツと訳される。 ジャケットとスラックスを異素材で仕立ててスーツとして着こなしたり、バラバラのジャケット、スラックスの中から同感覚のものを選んでスーツに組み立てるといったものをさす。
- カントリースーツ
- スポーティでカジュアルな感覚をもつスーツのこと。
多くはハリスツイード、フラノ、コーデュロイなどカントリーライクな生地で仕立てられる。 - コート・スーツ
- コートとスラックスを共地で仕立てたスーツのこと。
- ビーフィ・スーツ
- ビーフィは「肥満した」の意味であるが、ここでは「肉厚の」の意味にとる。
つまり、厚手の生地に仕立てたスーツの総称である。メルトン、ツイードなどの厚く、ラフな感覚の素材はスーツに仕立てるとウォーム感あふれるカントリースーツに変身する。最近ではこうした素材のスーツを街中でも着ることが流行している。 - ツーピーススーツ
- ジャケットとスラックスのふたつで構成されたスーツ。
ごく一般的なスタイルだが、全般に普及したのは第二次世界大戦後のことと新しい。アメリカでの服装の簡略化がもたらした現象だが、戦前はスリーピーススタイルで帽子をかぶるのが常識とされていた。共地のベストとオーバーを組み合わせた”フォーピーススーツ”というのもある。 - スリーピース・スーツ
- ジャケット、スラックス、ベストの3つで構成される本格的なスーツのこと。
もともと、背広はこのスタイルが常識であったが、第二次世界大戦以後、アメリカの簡便ルックの影響もあって長く忘れられていた。しかし、現在ではまた主流となりつつある。「3つ揃い」「3つ組み」のこと。 - アソーテッド・スーツ
- 普通のスーツスタイルだけでなく、セパレーツにも自由に組み合わせを変えることのできるスーツ。
大抵は1着のジャケットに2本のスラックスで構成される。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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