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スーツのシルエット・ライン
- シルエット
- 立体を平面化したところに生まれるアウトラインのこと。 また、外観のスタイル・ラインをさしていう場合と、影法師を意味することもある。普通、スーツ、ジャケット、スラックス、コートなどのアウトラインを称して呼ばれる。
- ウエッジライン
- 楔(くさび)形のライン。ちょうど楔をたてたようなシルエットをいい、最近のスーツの流行型となっている。肩が広く、裾にいくにつれて細くなる逆三角形ラインやVラインが、この代表的なもの。
- パゴダライン
- 肩先を中国の寺院の塔屋のように、極端に高く持ち上げたライン。肩から続くシルエットも、塔のようにすっきりと流れる。ピエールカルダン創作のもの。
- シェープドライン
- シェープドは「形作られた」というほどの意味。 全体にボディラインにできるだけフィットさせて作られた背広のシルエット。フランスのデザイナー、ピエール・カルダンが発表した当時は胸、背中をぴったりフィットさせ、裾をフレアーさせていたが、今では全体に密着したシルエットに変化している。
- スピンドルライン
- 紡錘型のシルエット。 中ほどでふくらみ、上下で細くなった形が特徴。最近のヨーロピアン調のパンツに見られる他、スーツなどにも取り上げられている。
- ストレート・ハンギング
- アイビーリーグモデルやトラディショナルモデルの背広のシルエットに見られるライン。ボックス型のずん胴なそれをいう。ちょうど、肩で吊ってまっすぐな感じになるところから呼ばれる。実際に前ダーツもとられていない。ナチュラルショルダーと並んでトラディショナルモデルを象徴する言葉とされてる。
- スリムド・ダウン・ルック
- 広めの肩から続くラインが、やや細めのシルエットでまとめられたV字型のルックス。細っそりした感じで落ちていくといった意味からこう呼ばれ、単にスリムダウンルックともいう。
- タイト・フィッティング
- ボディラインに見られるように、衣服が体にぴったりと密着している状態をいう。対して、衣服が体から離れているそれをルーズフィッティングと呼ぶ。
- ボディライン
- 身体の線にぴったりとフィットさせた細身のシルエット。 ボディラインシャツ、ボディラインスーツなどの用語がある。
- スリム
- 「細い」「ほっそりした」の意。 スリムルックはほっそりと見える服装のスタイルのこと。スリムスラックスは脚にはりついたような細いシルエットのスラックスをさす。ごくスリムなものには、スーパースリムの形容もある。
- チューブライン
- ちょうど、チューブ(筒)のように、ほとんどゆとりなく極度にボディフィットした背広のシルエット。ボディラインはこれの日本的な言い方。
- トップヘビーシルエット
- 上半身が重いシルエットということからわかるように、トップスが大きくボトムスの小さい、今流行のスタイルをいう。
- トラペーズライン
- 袖口や上着の裾、スラックスの裾などをフレヤーさせたシルエット。典型的なブリティッシュのスーツスタイル。
- フレヤードライン
- 裾が広がったシルエットの総称。 全体にゆるやかで、曲線的なラインに特徴がある。上着の裾、スラックスの裾、スカートのシルエットによく使われる。
- ハイウエスト
- 実施の体のウエストラインよりも高い位置にとられたウエストラインのこと。また、そうした服の総称。エドワーディアンルック、シェープドラインのオーダージャケットに取り入れられることが多い。
- ハイツー
- ジャケットのボタン位置を示す言葉で、一般のものより高めにつけられたシングルブレステッドの2ボタンを意味する。ウエストを絞ったジャケットに多く用いられ、Vゾーンも狭めとなる。
- ローツー
- 背広上着、ジャケットの前ボタンの位置が低目にとられた2つボタンのスタイルを総称する。Vゾーンが広く開けられることになる。
- アンプルライン
- ルーズフィットの新しい表現。 適当なゆとりがありながら、だぶだぶしていないシルエットのこと。
- ロングルック
- 英国調の上着丈を長くした典型的なシェープドモデル。 ロングトルソーラインとも呼称する。
- トルソーライン
- 上着丈を長めにして、全体にスリムな感じを強調したシルエット
- ストラクチュア・シェープ
- 構造的な形の意味。 肩を強調した逆三角形ラインのスーツなど、全体をきちんと作り上げたタイプの服をいう。
オーダースーツ Pitty Savile Row
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