クレバネット
目のつんだやや厚手の綾織り地。
もともとは”クレバネット・プルーフ”という防水加工された生地のことであったが、日本では転じてレインコート用のギャバジンをこう呼ぶようになった。
ギャバジンは、目を密に織られた丈夫な綾織物で、経糸をヨコ糸の倍の本数を用いて織るため、綾めが急勾配にでるが、裏面は平面な織り上がりとなる特徴がある。
通気性耐久性にすぐれた防水加工済みウール生地の商標がクレバネット。クレバと略して言うこともある。
また、ギャバジンが、ウールのみでなくコットン、合繊などでも作られ、スーツ用、コート用に用いられる生地となるため、綿クレバといえば、コットンをギャバジンのような綾織物とした、防水性をもつ生地ということになる。