サーティースルック
サーティース(1930年代)に流行した背広スタイル。 それを現代風にアレンジしたもの。ボールドルックと同義で、肩幅がやや広くて張りがあり、衿幅は広く、上着丈も長い。柄もチョークストライプなどボールドなものが多く、その代表的なものは1930年代のシカゴギャングたちの服装に見られる。
ボールド・ルックのボールドとは「大胆な」という意味をもち、そのシルエットはパットの量を増やして、肩を「いからす」ように強調し、衿巾は広く、ネクタイも幅広のものを合わせる派手めなファッション。
代表的なジャケットデザインには、6釦1掛のボタン・ワン・ダブル。6個あるボタンのうちの下1個だけで留める形なので、ネクタイ・シャツの見える胸開き(Vゾーン)が広くとれる、ダブルジャケットの中でも一番ルーズな、ゆったり感の似合うモデル。
1930年代といったら、今から80年近く前、ギャングのイメージなのでしょうが、子供のころよく見た「トム&ジェリー」に出てくるギャングはこんな感じのスーツを着ていた。