スピンドルライン

紡錘型のシルエット。 中ほどでふくらみ、上下で細くなった形が特徴。ヨーロピアン調のパンツに見られる他、スーツなどにも取り上げられている。
スピンドルラインは、1957~58年秋冬のクリスチャン・ディオールのコレクションで発表されたデザインが有名。シャトルライン、フュゾー・ラインとも言われ、フュゾーはフランス語で紡錘のこと。
パンツシルエットの中ほどで膨らむ紡錘型のシルエットを効果的に楽しむためには、その素材選びも重要。ゆったりとした生地のたるみ感(ドレープ感)は、イタリア製素材に代表される柔らかくなめらかな素材との相性が良い。
オーダーでスピンドルラインのパンツを仕立てる場合には、できるだけ腰まわりをタイトにし、モモ巾からヒザ巾にかけてゆとりを持たせ、裾口で絞る寸法調整で対応。