タック
「ヒダ」のこと。 スラックスのウエストバンド下部によく見られ、これのないものを"ノータック・スラックス”、1本のものを”ワンタックスラックス”2本のものを”ツータックスラックス”などと用いられる。
ダーツとタックとの違いは、ダーツが折り畳まれたヒダを縫い止めてしまうのに対して、タックは折りヒダ上部のみを縫い止めるのみで、ヒダとなる折り目が作られるところ。
折り畳まれたタック量分、モモ巾(ワタリ巾)が必要となるなるため、タックなしパンツに比べて、ワンタック、ツータックの順でパンツの太さは太い寸法で作られるという点、タックの有無・本数はパンツのシルエットを考える上で、とても重要。
アイビーリーグモデルのパンツとして着用される、パイプドステムのシルエットをもつアイビースラックスは細身のノータックパンツ、オックスフォードバッグスなど、モモ~ヒザ~裾まで、ドカンのように太いシルエットをもつパンツは、腰まわりもゆったりしており、タック入りのの1タック、2タックパンツのデザインとなる。
また、タックにはタックの縫い止め方により、外側となる外ヒダスラックス(アウトタックスラックス)、内側となる内ヒダスラックス(インタックスラックス)、アウトタック+インタックで箱ヒダとなるスラックスなどの種類に分けられる。