テーラードニット

スーツ、ジャケット、スラックスなど男の重衣料の素材用に開発された、新しいニット素材のこと。
テーラーは「洋服屋」「仕立て屋」を意味し、特に紳士服を仕立てている店、紳士服の縫製をする人個人のこと。

ニットはスーツ地として用いられるウーレンファブリックが、経糸・ヨコ糸を直角に交差させて織物とすることに対して、ループの連綴によって作られる布地のため、その構造が基本的に異なっており、生地の特徴としては伸縮性・柔軟性に富んだ素材が多い。。

多くはポリエステル100%またはポリエステル/ウールの混紡から作られる。外観がウーステッド(梳毛で織られた梳毛織物)とそれほど違わず、シワにならない、伸縮性があるなど数々の利点をもち、新しいメンズウエア素材として期待されている。アメリカではすでに一般化してるが、日本では特にゴルフスラックス用などとして用いられるオーダーパンツに多く使われている。

いわゆる新合繊といわれるものがこれにあたる。

※重衣料
衣料品を感覚的な重量感で区分するいい方で、重衣料は一般にドレスやスーツ、コート類をさすといわれるが厳密な定義はない。