バルモラル
靴のV字型に開く履き口が、アイレット(鳩目穴)のヒモ止めで
締めることで、開きなく閉じる靴の形式のこと。
靴の履き口が外に開くタイプの外羽根式(ブラッチャー、ダービー)に
対して内羽根式と呼ばれるもので、靴甲をヒモ止めする
オックスフォードシューズの正統派スタイル。
その履きやすさと見た目のデザインより、外羽根式は活動しやすい
アクティブな形式、内羽根式は儀式的なイベントに向いている
と考える人が多いです。
この靴型は、19世紀の中ごろイギリスのビクトリア女王の
ご主人であるアルバート公が、英国王室の御用邸があった、
スコットランドのバルモラル城で好んで履いていたことから。
20世紀になって広まったもの。
バルモラルシューズ、バルシューズと呼ばれているのが、
このタイプの靴のことになります。
タイトめに作られたスラックスの裾口に合わせやすい
靴型。
※17世紀中ごろ、英国のオックスフォード大学の学生の間で
長いブーツを廃して短い靴をはいたことから名づけられ、
19世紀になって、今日のようなひもつきの短靴のことをよぶようになった。
紳士用、婦人用、子供用がある。