フレンチコンチネンタル
フランスの背広型の総称。 以前は、肩がドロップショルダー、曲線的なボディシルエットなど特徴が見られたが、現在では的確な区別が付けられなくなっている。しかし、フランス独特のエレガンス、シックな雰囲気が感じられ、洗練された紳士服ということがいえるだろう。
コンチネンタル・スタイルはメンズスーツにおいて、アメリカ型のスタイルに対するヨーロッパ調のスタイルというように使われる。その中でも、フランス特有の背広型をもつものをフレンチ・コンチネンタルという。現在スーツスタイルのシルエットは、ブリティッシュ・スタイル、イタリアン・スタイル、アメリカン・スタイルの3つに分けて考えられることが多いため、フレンチ・コンチネンタルの言葉の持つ意味は薄れてきているが、ファッション用語で「フレンチ」と名前の付くものは、やはり多く、流行スタイルを適度にセンス良く取り入れることを特徴とする、フランス風カジュアルスタイル、「フレンチ・カジュアル」はファッションの1ジャンルとして日本でも定着し、「パリ・カジ」ともいわれ、アニエス・ベーがその代表ブランドとしてあげられる。
※ドロップショルダー
袖付け線をショルダー・ポイントよりも腕側にドロップさせた肩のラインをいう。カジュアル感覚やソフトな肩線の表現で用いられることが多く、パフ・スリーブなどがつくこともある。