ベルエポック
20世紀初めから、第一次世界大戦までの時代を意味する。
「古き良き時代」を懐古するという表現から、
新しい時代20世紀の開幕を象徴する言葉として使われます。
オーダースーツなどスーツデザインに関わることでは、
英国のジョージ4世の摂政時代のファッションの代表とされる
リージェンシーダブルブレステッドや、
イギリス国王・エドワード7世在位当時の優美なシルエットを
特徴とするスーツスタイル、エドワーディアンルックが
ベルエポックといわれる時代の風潮をよくあらわしたファッションスタイル。
芸術ではアールヌーボー、ファッションの世界ではこのほか、
ポールポアレ(1879~1944)などによるショートスカートの登場、
アメリカでの”ギブソンルック”※の流行などがあげられる。
※19世紀末から20世紀初めに流行したS字形シルエットのドレス、
またはそれを着用した女性のこと。
極端に細いウエストを中心に胸と腰が強調されて全体にS字形の曲線が描かれる。
米国の画家ギブソンが描いた女性像に由来する。