ベネシャン
サテンのような感じの重ね繻子織りの生地で、光沢のあるなめらかな手ざわりに特徴がある。 梳毛糸で織られることが多いが、コットンのほかポリエステル、レーヨンなどで作られることもある。
主にスーツやジャケットなどに用いられるほか、コートや遮光カーテン、黒無地のものはフォーマルウエアとしても用いられます。
薄地で目つまりが良く、引き締まった風合いの生地となるが、そのテロっとした光沢感は、オンビジネスで着用するスーツとしては、クラシコスーツ、ブリティッシュスーツなどクラシックばやりの現在には、相性の悪いところも多く、どちらかといえば、その光沢感、ドレープ性のある生地感は、オーバーサイズで着用する色鮮やかなバブル期のスーツに多く見られたもの。
ベネシャンの名前の由来は、イタリアのベニス(ベネチア)にちなんでいます。