Ex|タイトナロー・箱ポケット

箱ポケット

箱ポケット

標準的な胸ポケットです

ジャケットの胸ポケット位置に切り込みを入れ、へり飾りの当て布を縫い付けたポケットで、へり(縁)の形が箱型なので箱ポケットといいます。
バルカポケットと同様、ビジネススーツに付けられる一番オーソドックスな胸ポケットの形なので、お手持ちのジャケットの胸ポケットを見ていただくと、このような形のものが付けられていると思います。オプションでステッチを指定した場合、この胸ポケットにも入れられるので、少し目立ちます。
箱型ののへり飾りのことをウエルトというので、別名ウエルト・ポケットとも言われます。

スーツ・胸ポケット位置
箱ポケット

胸ポケットに、携帯電話を入れてる人

あまり使い道のなかった胸ポケットですが、携帯電話が普及してからは、さっと気軽な携帯電話入れとしてお使いになっている方も見かけます。シャレたストラップやホルダーの類が胸ポケからのぞいてたりする、あのジャラジャラ感がファッションなんですね。
ビジネススーツとして考えれば、胸ポケットから携帯電話のストラップなどが出ている様子はあまり見た目が良いものとは思えないですし、携帯電話やスマートフォンの厚みはスーツのラインを崩してしまいます。
ご指定いただけば、ジャケット内側のペンポケットと同じ位置に口巾を広くした携帯電話ポケットもお付けすることができるので、こちらをご検討いただければと思います。。

コンポラは腰ポケットもこの形

コンテンポラリー・モデルのスーツでは、ジャケットの腰の位置に付くポケットまでこの箱ポケットです。フタ付きのポケットよりも腰まわりをスッキリ見せる効果があります。
箱ポケットをバーチカル(垂直)に切れば、コートなどによく見かける型(マガジンポケット)。コートのポケットは大きくて本が入ってしまうぐらいだという意味からだと思います。
通常、箱ポケットのヘリの高さは2.5cm、タイト系のスーツなら2.0cmのところ、テーラードスーツを現代仕様にアレンジして着こなすコンポラスーツなら、もう少し箱高さを厚くしたり、両サイドのステッチを色糸指定にしたりと、オリジナルな工夫をしてみたいところです。箱ポケットの口の切り方を斜めにした、箱ハッキングというジャケット腰ポケットデザインにも対応可。

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