Cu|ポリエステル裏地・半裏仕立て

半裏仕立て

半裏仕立て

半裏仕立ては背抜き仕立てよりも軽量で夏向き

半裏仕立て
半裏仕立ては、オーダースーツらしい夏向きな裏仕立て。前身裏地+背裏地(下3分の2をカット)された背抜き仕立ての裏地のうち、前身頃の裏地を弧を描くようにざっくりと切り取った裏地の付け方をします。
この裏地を省いた面積分ジャケットが軽く、通気が良い夏仕立て。裏地を付けることで、ジャケットの型崩れを予防しながら軽く、涼しく、快適な夏をお過ごしいただくことができる裏仕立て。ジャケットの前釦を外したときに、チラっと見えるスケルトンな内部の付属類。腰ポケットの袋布が半分程度、顔をのぞかせます。

半裏仕立ては分類上、合服仕立て

ずいぶん裏地を省き、軽涼な夏仕立てイメージの半裏仕立てですが、背抜き仕立てと共に合服仕立ての裏地とされています。合服は梅春ものともいって、シーズン的には3~4月に着用されるもので、モヘア混素材に代表されます。ほんの一時期のぜいたく品。近頃では、そこまで用意する人が少なく、ほんと洋服屋泣かせの陽気です。いつまでも寒いと思ったら、すぐ暑くなったり、暑いと思ったらすぐ寒くなったり・・、衣服で調整するよりも、空調設備のほうが便利でということでしょうか。
合服などというと、オールシーズンに兼用で着ることができるスーツと語感からイメージされてしまうかも知れません。
盛夏用夏服の裏仕立てには、肩裏仕立てというのがあります。これは、半裏仕立てに付けられている背・前身部分の裏地、肩部分だけを動きやすくする目的のために限りなく少なくした裏仕立て。裏地が肩に少しと背裏の上部に少ししかついていません。

裏地オプション

無料裏地オプションだけでも、豊富な色柄の中からスーツのイメージにあったものをお選びいただくことができるほか、更に夏用には極薄裏地などまで選べる機能的なカスタムメイド。
特にご指定のない場合は、店長がスーツ表生地に一番合った裏地を経験からのセオリーで決めさせていただきます。
スーツ地よりちょっと薄い色で付けるビジネススーツ標準の合わせ方をさせていただくことが多いので、濃紺スーツ地にエンジの裏地とか、黒無地スーツにライトグレーの明るい裏地など、通常合わせない色合わせをご希望の方は、ご指定いただくと良いと思います。。
有料裏地からは、光沢感に優れすべりの良いキュプラ裏地はとても人気があり、ツヤのある無地やビビッドな柄裏など種類も豊富。盛夏用としてお選びいただくことができるメッシュ裏地、網目状に作られた裏地のため、気持ち良い新鮮な空気を服内に取り込みます。
また、ビスポークスーツでは高級感のあるシルクハット柄のキュプラ裏地を無料オプションとしてサービス中。このほか、花柄、ペイズリー、幾何学模様、ドット柄、ストライプ柄など、取り寄せ可能な裏地のご用意もございますので、ご希望の柄裏地などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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