コーデュロイ
畝を特徴とした光沢のある木綿地のこと。 レーヨン製や混紡のものもある。
一般に”コール天”と呼ばれている。カントリー素材として最適であるし、最近ではジーンズに変わる素材として、街着用にも進出している。丈夫で優れた保温性を持つ、秋冬実用向きなカジュアルウエア素材。
畝をなくした"リブレス・コーデュロイ”脱色されフランスで人気を呼んでいる、”デラベ・コーデュロイ”など変化、種類も特に多い。特に畝の狭いそれを”ピンウエール・コーデュロイ"広いものを”ワイドウエール・コーデュロイ”と呼ぶ。
畝巾による呼び方には、日本独特の呼称があり、太い畝巾のものを「鬼コール」、細いものを「細コール」、中太のものを「中コール」といい、太巾・細巾おりまぜての畝巾のものを「親子コール」と呼ぶ。
太い巾をもつものは、「鬼コール」のほか、ヘリンボン柄を太巾としたものを「鬼アヤ」など。いまどきの若者にも言葉を強める強調語のように使われる「オニ」は、専門の服飾用語としてすでにある。
オーダージャケット、コーデュロイパンツなどとして特に人気の高いのが、ドイツ・ニーディック製のコーデュロイ。このニーディック社はコットン製品を初めとしたカジュアル服地について世界的に定評があり、ベルベットもそのひとつ。Pitty Savile Rowでは、このニーディック社製コーデュロイを扱っています。
※畝
編み物や織物で盛り上がって見える筋のこと。英語でウェール、リブ、コード、ともいう。