セミバギー・パンツ

バギーパンツのイメージを全体におとなしくした感じのスラックス。バギー(袋のような)なシルエットではあるが、それほどダブダブな感じではなく、タックも1本だけとられる場合がある。ウエストをシャーリングするなど、本格的なバギーパンツよりはるかに軽快でしゃれた感覚が楽しめる。
バギーパンツのバギーは袋(バッグ)のように、ゆったりしたという意味から。いくつかの呼び名があり、英国オックスフォード大学の学生に好まれたことに由来するオックスフォード・バッグスフルパンツは、「いっぱいの」という意味から、たっぷりの寸法をもつバギーパンツのこと。
ゆったりしたシルエットのバギーパンツですが、そのモモ・ヒザ・裾のシルエットラインには、ストレート、先細りとなるテーパードなど、いくつかの種類があります。
ノータックの細身パンツが好まれて着用される2012年現在では、極端に太い巾寸法となるパンツは現在主流ではないため、セミバギーパンツ程度のだぶだぶさ加減がちょうど良いのかも知れません。
また、ゆったりしたパンツは通気も良く、イージーパンツほどの気楽さではくこともできるため、クールビズなどパンツのみで過ごす夏シーズンには狙い目かも知れません。