チノ
厚手の綾織りコットン地の1種。コットンの双糸で織られており、はじめに第一次大戦中のアメリカ陸軍が中国でこの生地を調達し使い始めたことからこのチノの呼び方がある。
カーキ、生成り、白などの色が多かったが、現在ではさまざまな色に染められている。コットンパンツ、コットンジャケットなど、ことにカジュアルなそれに使われることが多い。
”チノーズ”は、この生地を使って作られたスラックスのこと。”チノクロス”がいわゆる丈夫で厚手な綿布のことを意味し、チノーズがこの生地を用いて作られたパンツ、スラックス。チノパンツは和製英語で、チノパンはそれが省略されたもの。
カジュアルパンツの定番コットンパンツがイコール、チノパンと呼ばれるほど、コットン製のパンツとして名前が浸透している。
※生成り
これ自体は色名ではない。色のニュアンスとしては未加工の天然素材色で、オフ・ホワイトに結びつく。