0.5柄
ビジネス用のスーツを選ぶときに、あまりに個性を
主張しすぎるような派手な柄は仕事上なかなか着づらい
という反面、ネイビーやグレーなど無地ものばかりでは、
着ている自分も地味すぎて面白味がなく、社内や取引先の
相手にも印象が薄く、せっかくのスーツも効果の薄いものと
なってしまいそうです。
無地ものでもカノニコや、ホーランド&シェリー、ハリソンズ
などといった有名どころの服地を使い、あえて品質勝負というのも
ひとつの方法ですが、遠目ではわからないほど、相手と話す程度に
距離が縮まったときに、ようやくわかるぐらいの織り柄の入った
ものが「0.5柄」です。
たとえば、グレンチェックや、ウィンドウペーン、バーズアイなど
はっきりとした柄ものに対して、同じチェック柄でも織り柄やシャドウ柄、
地色に近いうっすらとした色めを使った柄ものなどが、「0.5柄」です。