ノーフォークジャケット
19世紀から20世紀にかけてイギリスで狩猟用、ゴルフ用などに使用されていたスポーツジャケット、その後、ノーフォークタイプのスーツ、ジャケットが1910年代のタウンウエアとなり、現代まで引き続いてベーシックな男の衣料となっており、19世紀末からは女性服にもそのデザインが見られるようになる。
シングルブレステッド、ウエストに釦止めのベルト付き、大きなパッチ・アンド・フラップポケット、背中の中央にボックスプリーツ、両脇にアクションプリーツを特徴とし、ボタンは革のくるみボタンが付けられる。
多くの場合ニッカー・ボッカーと合わせて着用され、素材は厚手のウール製で作られる。ノーフォークの名前の由来は英国の州名や、ノーフォーク公爵からとされる。
※アクション・プリーツ
アクション・バックとも呼ばれ、ジャンパーや作業服などで、袖の後ろの部分や背中の中央にとられたプリーツのこと。動作を楽にする機能性を高めるために作られる。