パゴダライン
肩先を中国の寺院の塔屋のように、極端に高く持ち上げたライン。肩から続くシルエットも、塔のようにすっきりと流れる。ピエールカルダン創作のもの。
パゴダ・ショルダーというもので、コンケーブ・ショルダーと同様のもの。コンケーブは「くぼんだ」という意味で、肩先を高くし中央部をくぼませることで弓なりに反ったような肩線となるもの。
これらのような肩線とするためには、裁断や肩パッドなど詰め物などを調整して構築する。似た肩線のものに、ビルドアップショルダーがある。
ビルドアップショルダーは、袖付けを標準的な肩線の位置よりも内側にかぶせ、また肩先の詰め物で調整するもの。肩線は、パゴダショルダーほどではないが、湾曲するシルエットとなる。