フレヤードライン
裾が広がったシルエットの総称。 全体にゆるやかで、曲線的なラインに特徴がある。上着の裾、スラックスの裾、スカートのシルエットによく使われる。
フレアは朝顔型に開いているという意味で、衣服のラインとしては現在もよくあるシルエット。縫製技術のひとつで、バイアス(斜め)に裁断したり、接ぎあわせたりして裾に向けて広がったシルエットをだす。
ジャケットの裾に見られるフレアーは、ケマワシといわれる裾回りを広めにとったシルエットとなり、クラシコスーツやブリティッシュスーツがこのシルエット。パンツでは、ヒザ巾よりも裾巾を広めにとったブーツカットやベルボトムがこのデザインになる。
このフレアードラインは、全般にドレッシーな雰囲気を持つ欧州調のスタイルに多く、ブリティッシュスーツなどは、着丈を長めにしてこのフレアードラインをより強調させる。