キュロット
女性用のスカート型ズボンを意味する。外見上、スカートに見える半ズボンのことで、日本では「キュロット・スカート」と言われるもの、英語では語尾に複数形を用い「キュロッツ」。キュロット、ヒザ丈を中心に多くの種類のものがあり、フランスでは半ズボン、ショーツ、トランクスなどのことまでさし、より広い意味で使われている。
また男性用としては、17世紀から貴族の脚衣とされた、脚にぴったりした半ズボンのことである。フランス革命時の革命党員たちの愛称「サンキュロット」は、キュロットをはかない人の意味であり、彼らがパンタロン(当時でいう長ズボン)をはいていたため、キュロットは次第に消滅していった。英語では「ブリーチズ」がこれにあたる。
※パンタロン
長いズボンを意味するフランス語。ただし、日本ではベル・ボトム型のズボンをさす用語として広まった。