コアスパンヤーン

ストレッチファブリック(伸縮性のある素材でレインコート地などに使われる)に用いる紡績糸の1種。最近ではジーンズにも使われて注目されている。
弾性糸や長繊維(フィラメント糸)を芯糸として中心におき、周囲を短繊維(ステープル糸)で巻くようにして紡績する。また、カバードヤーン、コアヤーンといえば、同様に芯糸を別の糸で覆ったものとなる。
タイトスーツが人気であることと、着心地を楽に良くすること、また、シワの回復力の良さなどから、機能的に便利なストレッチ素材は、オーダースーツ用の服地としても多く用いられるようになってきた。
ストレッチ性という点においては若干劣るが、ウールの風合いを損なわせないため、ウール100%+織りのみでストレッチ性をだしたナチュラルストレッチの素材は、各有名舶来服地のブランドを含め、ほとんどの生地ブランドで展開している。