玉虫クレバとも呼ばれる、独特の光沢を持つギャバジンタイプの綾織り、または小柄織りの生地。
クレバはクレバネットを省略したもので、通気性のある防水加工をしたギャバジンのこと。
経糸に梳毛糸、緯糸に色綿、色毛を使って玉虫調に仕上げているのが特徴で、主にコート用などの服地に用途があり、色糸には、赤、緑など対照的な色づかいの糸を使用しているため、見る方向によって玉虫調に色が変わって見える。
玉虫調は、タマムシ科の甲虫の身体が光線のあたり具合によって色が変化して見えることに由来するもので、シャンジャン、イリデッセントとも言われ1960年代に流行したコンポラスーツには必須の生地の色柄。