テキスタイル
織物、布地、織物の原料など、広義には繊維製品全般をさす服飾用語であるが、一般には生地などの織物とその原料を意味する。
テキスタイルはラテン語の「織る」という意を語源とし、テキスタイルデザインといえば織物を考案することとなる。
オーダースーツで用いられる生地もテキスタイルと呼ばれ、服地を扱う服地問屋や商社などにもテキスタイルの名前を持つ会社は多い。
よく有名ブランド生地を扱う会社の分類に使われる言葉に、「マーチャント」と「ミル」があり、「マーチャント」はいわゆる商社で生地問屋にあたり、広い範囲で生地を集め世界のカスタムテーラーや縫製メーカーなどに提供してくれるもの。「ミル」は、服地など織物を織り、実際にオーダースーツ用服地を作っているメーカーとなります。
規模の大きな服地ブランドの中には、商社的「マーチャント」と織物工場である「ミル」とを兼業する総合商社のようなテキスタイル会社もあります。
ハリスツイードなど自社ブランドの生地を作る織元が「ミル」、ドラッパーズのような、セレクトショップ的な商社がマーチャント。