デニム
厚手の綾織りコットン地の1種。
ジーンズの素材としておなじみである。一般的には、経糸にインディゴ(インド藍のことで、藍色で染められる天然染料の代名詞、藍を総称するものとして使われる)で染めた10~14番手の糸、ヨコ糸に12~16番程度の晒し糸を用いて織られる。
この名称はサージドニーム(フランスのニーム地方産の綿サージの意味)の下半分がつまって生まれたもの。"ジーン"と同義で、これをパンツにした場合、ジーンズと呼ぶ。
デニムルックといえば、ジーンズを中心にした服装を意味する。デニムはジーンズの代名詞。
ポリウレタン、スパンデックスを混紡したコットンデニムなど履き心地が改善された新機能素材なども人気がある。
またインディゴで染められる従来のジーンズのほか、カラーデニムなども多く作られるようになり、ツイードジャケットや色違いのコットンジャケット+コットンパンツなどで着こなすジャケパンスタイルのコーディネートにもひと役かっている。
※サージ
もともとは絹織物であったが、現在ではウールをはじめ綿、レーヨン、合繊などでさまざまな種類のものが生産されている。とくにウール・サージは梳毛織物の代表的なものの一つとなっており、スーツや制服などに広く使われている。