モーニングバンド
フォーマルスーツの腕に巻かれる喪章のこと。
また、チェスターフィールドの正式なものに付く黒いベルベットの上衿はモーニングカラー、チェスターフィールド・カラーと呼ばれ、同コートの代名詞とされており、このほか、フライフロント(比翼仕立て)のジャケットなどに用いられることもあるデザイン。
これはフランス革命当時、ギロチン台に消えていくフランス貴族たちに哀悼の意を表す意味でイギリス人たちが用いたことに始まる。
チェスターフィールド・コートは、衿型がノッチラペル、胸に箱ポケット(ウエルトポケット)、腰にフラップポケットがデザインされたコートで、シングルの打ち合いに比翼仕立てや釦穴の開けられた打ち抜きで仕立てられたものが多いが、打ち合いダブルとなるものもある。
イギリスのチェスターフィールド伯爵が初めに着用されたことに由来するコート。