生成り

生成りは、本来色名ではなく、素朴で飾り気のない
様子のことをいう日本語で、江戸初期から使われていました。
この言葉のもつ雰囲気が色に転じ、コットンやリネン、
ウールなど染色などされていない未加工の天然素材がもつ
色味のことを言うようになりました。

生成りのリネンで仕立てたスーツや、コットンジャケットなど
よく春夏シーズンには耳にします。

生成りは、少し黄味がかった自然な白色をしており、
オフホワイトボーンカラーと同義。
環境に優しいエコロジーを好む現在の若者志向の
影響もあり、近年流行している色。