ドロップサイズ

寸法表示の一種で、胸囲から胴回りの寸法を引いた数字をドロップと呼び、
それの大小でぴったりしたサイズがすぐにわかるという方法である。
ドロップ12を基準にして数字が大きくなるほどやせ型向きとなる。
またこれは色分け表示ともされているのでわかりやすい。

既製スーツにも用いられているY体やAB体というサイズ表示は、
このドロップサイズ表示を基準としており、「バスト-ウエスト」
の差寸により、20cm差をJ体、Ocm差をE体で表示します。
ドロップ差12cmが標準体であるA体、Y体は「バスト-ウエスト」
の寸法差が16cmのもの。
Y体は、胸まわりが発達し、ウエストがくびれた逆三角形のスポーツマンタイプ、
E体は胸まわりとお腹まわりの寸法差がないずん胴の体型。
A体(普通体)、O体(肥満体)といったこれまでの表示にかわる新しいサイズ表示である。

これらドロップサイズは、JIS規格として定められており、
これに数字で表わす身長の規格は、170cm→5、175cm→6
などで表わされ、「AB5」「Y6」などの組合せによって、
スーツのサイズ表示とされています。