モールスキン

太い番手の綿糸を起毛させながら織り上げたコットンのこと。
本来は、モグラの毛皮のことを意味するため、現在モールスキンと
呼ばれるコットンの生地表面も、モグラの毛皮と同様、ベルベット
ような光沢感と柔らかな肌触りがあります。
コットンは太い番手で織られるとごわつくものですが、両面を起毛させて
あるため、多くの空気を含ませることができ、保温性に優れた機能性と
肌触りの良さを感じさせてくれる織物となっています。
ハリスツイードジャケットなど、ツイードジャケットとの相性は抜群。

日本名は「もぐら」
もぐらの毛皮はほとんど使われることがなくなりましたが、
イギリスの王女が、スコティッシュ・モール製のガーメント
着用したことが初めとされています。