ビーフィ・スーツ

ビーフィは「肥満した」の意味であるが、ここでは「肉厚の」の意味にとる。つまり、厚手の生地に仕立てたスーツの総称である。メルトン、ツイードなどの厚く、ラフな感覚の素材はスーツに仕立てるとウォーム感あふれるカントリースーツに変身する。最近ではこうした素材のスーツを街中でも着ることが流行している。
田舎っぽいカントリー調素材のスーツには、タブ付きの衿背バンドアクションプリーツなど相性の良いディテールがある。温暖化傾向の秋冬シーズンには、厚手の生地で仕立てられたジャケットがコートがわりで十分ということもあるため、着丈を若干長く、半コート的な着こなしもこのカジュアルに向いたスーツにはあります。半コートならドライブ用のコートとしても、ちょうど良い長さです^^
また、お仕事、ドレスコードによっては、エコなウォーム・ビズにいかがでしょうか。。

※メルトン
地合いが厚く、手ざわりはやや堅いが丈夫であり、紳士のコート、ジャケットなどに使われる。メルトンの語源は、英国のキツネ狩猟地メルトン・モンブレーからきたとするものと、この織物の創始者ハロー・メルトンからきたとする2説がある。