アメリカンコットン

アメリカは、全世界で年間2500万トン生産される
綿花のうちおよそ380万トンを占める、中国に次ぐ、
世界第2位の綿花生産国。

現在アメリカで主に生産されているアプランドコットンは、
メキシコなど中南米地域に生息していた野生種の綿花を、
アメリカが品種改良したもので、栽培しやすく、その品質の
高さから、現在、全世界の綿花生産量の90%を占める綿花品種。
アプランドコットン(upland cotton)の名前は、アメリカの
高地・内陸部で、生産されたことに由来します。

このアプランドコットンのほか、エジプト綿や海島綿のような
繊維の長い超長綿も作られており、アメリカで作られたこの
超長綿はスーピマコットンの名前で知られています。

アメリカンコットンは、アメリカで生産されたコットンの総称。

日本の綿花輸入量6万トンのうち、およそ半分が、
このアメリカ産の綿花となっています。