ビルトアップ・ショルダー

背広の肩線の1種。 詰め物として、袖山を高く盛り上げた肩線のこと。ロープドショルダーとも呼ばれる。
メンズスーツにおいてのビルド・アップ・ショルダーは、1930年~40年代のイングリッシュ・ドレープの肩線に見られるもの。イングリッシュ・ドレープは、パッドを入れて肩線を強調し、ゆったりとした胸まわりから、ウエストでフィット、長めの着丈にかけてドレッシーなシルエットを構築。
Pitty Savile Rowでご提案しているブリティッシュ・スーツも、このイングリッシュ・ドレープのシルエットが基本。肩線から、5ミリ程度盛り上がった袖付けのビルド・アップ・ショルダーを特徴とし、バックスタイルは英国調Xライン。フロントカットは、前裾を大きくカッティングされた専用のカッタウェイ・フロントとなります。