pitty savile row
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タンクスーツ
1920年~30年代に着用されていた男性用ワンピースタイプの
クラシックな水着のことで、戦車(タンク)にその形が似ている
ことがその名前の由来。
ノースリーブで袖刳りの深いランニングシャツが伸びたような
形をしており、現在ではこのタンクスーツの形をもとに作られた、
上部のみで着用するタンクトップにショーツを組み合わせた
コーディネートのこともタンクスーツと呼んでいます。
現在タンクトップは、Tシャツと並んで夏のファッションウエア
として高い人気があり、コットン素材で作られた一般的なものの
ほか、ニットウエアやセーターなどでもこの形を持つものを、
タンクトップと呼ばれる場合があります。
※ランニング型のシャツ。ノースリーブで袖ぐりが深い。
1970年代後半に流行した。1920~30年代の男性用ワンピース水着
であるタンクスーツの上部にヒントを得たことから、この名がある。
スモック
作業をする際、スーツなど衣服の汚れを防止する目的で、
着る「上っ張り」のことで、身頃に動きやすいゆとりを
持たせたビッグ&ルージーなシルエットが特徴的な
オフボディーなアイテム。
長袖の袖口には汚れにくいように、ゴムなどで
絞られた作りになっており、ペンキ屋や画家などが
作業時に多く用いることから、
ペインターズ・スモックとも呼ばれます。
腰丈のゆったりシルエットを生かし、仕事用をはなれた
レディースファッションの一部として取り入れられています。
スモックはその昔、中世~18世紀ごろまでの間、婦人肌着
として着用されていました。
ケーブルニット
フィッシャーマンセーター※などに見られる、縄目模様のニット。ケーブルは針金や麻で作られた太索(ふとづな)のことである。ケーブルストレッチともいう。
※ケーブル編みを主体とした凹凸のはっきりしたバルキー・セーターのこと。日本では、1960年代後半から、一般に街着として取り入れられるようになった。北欧やアイルランド、英国の漁師(フィッシャーマン)たちが着ていた防寒用セーターに由来。
レジャースポーツウエア
仕事からはなれた余暇時間の過ごし方には、
「スポーツや芝居、演劇などを観戦する」
「趣味やスポーツを楽しむ」「休憩する」などが
含まれますが、中でも自分が行動する目的で着られる
衣服のことをレジャースポーツウエアと呼んでます。
たとえば、ハリスツイードなどのツイード生地で仕立てられた
ノーフォークジャケットとニッカボッカで、自転車のりを
楽しむツイードランの服装など。
スポーツ&レジャーウエアといった呼び方をされることも
あります。
レジャーシャツ
仕事から解放され、リラックスした余暇を過ごすときに
着られるシャツの総称で、多くの形、種類のレジャーシャツ
がありますが、パイロットのシャツデザインをモチーフに
作られたパイロットシャツや、アフリカのサファリ探検を
モチーフにデザインされたサファリシャツなどがその
代表的なもの。
スポーティーなデザインを大きな特徴にもつアウターシャツで、
フラップ付きのアウトポケット、ビッグポケットやスリーブポケット、
エポーレットなどが取り入れられた、より解放感のあるシャツ。
※サファリはアフリカでの<探検旅行>の意で、
その際着用した服に着想を得たスタイルが1960年代に流行。
厚地綿などの防水素材にパッチ・ポケットがついた
スポーティなシャツ。
レーシングスーツ
スキー、スケート競技、または自動車、オートバイレースの
ドライバーなど、あらゆるスピードスポーツ競技の選手が
着用するスーツのことで、その多くが上下つなぎ(※オーバー
オールスタイル)のデザインで作られたものになりますが、
一部には、ジャンパーとパンツを上下揃いのセパレートで
作られたものも見られます。
軽く動きやすい機能性を重視したデザイン、素材が考慮され
レーシングストライプを取り入れるなどファッション性にも
気を配られた作りになっています。
※胸当てつきのゆったりとしたズボン。
背中から型にかかるストラップは胸当て部分に尾錠やボタンで
留められ、数箇所に機能的なポケットがある。
デニムなどの丈夫な素材で作られることが多い。
この名は、もとは労働者として普通のズボンの上にはいていた
ことに由来する。フランス語では<サロペット>という。
ビブ・トップ・パンツ
リゾートウエア
避暑地や保養地、具体的には海辺や高原といった
仕事をはなれた場所で、余暇の時間を過ごすための
リラックスできる気軽な服装のこと。カジュアルウエア。
リゾートには行楽地や盛り場、遊び場といった意味が
あり、またこういったリゾート地への行き帰りに
着用される服も含めて総称します。
着心地感の楽なくつろげるデザインまたは、遊びの場で
着用されることから、大胆なシルエット、デザインの
ものも多く、避暑地で着用されるコットンパンツや、
リネンパンツ、アンコン仕立てのジャケットなど。
秋冬シーズンには、防寒性の高いハリスツイードジャケット
やフラノジャケットなど、天然素材を用いたり、
カジュアル性の高いアイテムなどが好まれます。
ヨッティングパーカ
ヨットに乗るときに便利なように、防水加工などをした
布や、テリー織りと言われるパイル織りの一種で織られた
テリークロスなどを使って作られたフード付き上着のこと。
フードと裾には紐が通されており、風が強い時には
防風のためにこれを締めて使います。また、
ウエスト部分にもヒモ通しを付けて絞ることができる
ようになったタイプのものはドローストリング・ウエストと
呼ばれており、ウエスト部分のサイズ調節が可。
腹部には大きめなカンガルーポケット※が付けられており、
色柄ともファッション性の高いヨットパーカは、ヨット用
のみでなく街着やスポーツ用パーカとして、シーズンを通して
着用されるスポーツウエアとして使われています。
別名にセーリングパーカ、デッキパーカ、
ボーティングパーカなど。
クルージングウエアに含まれます。
※胸から胸部の中央につけられた、カンガルーの腹袋を
思わせるかなり大きなパッチ・ポケット。
エプロンやスエット・シャツ、子供服などに、実用と
装飾を兼ねて用いられる。
ユニフォーム
会社や、展示場、博覧会などのイベント会場で着用される
制服のことで、ひとつの目的を持った集団、組織が、
所属や身分を示すための各決められたデザインの服装。
それぞれの会社の職種や、催し物の方向性などに合った
機能的なデザインだったり、ファッション性にも独自性があり、
企業のイメージアップにも利用されることも多く、その時々など
の流行を取り入れた有名デザイナー製作のものなどファッショナブルな
ユニフォームも増えてきています。
ユニは「同一の、ひと揃いの、ひとつの形」、フォームは「姿」と
いった意味があり、近年ユニフォームは、キャリアウエア※と
呼ばれる傾向があります。
※キャリアは<職業にある><生え抜きの>の意で、社会的な
経験を積んで、自信と分別を持ち合わせた大人の女性が着る服、
あるいはそのようにみえることを意識した服装のこと。
機能的な美しさを主眼としながらも洗練されたファッション感覚
のある装いをさす。おおむねかっちりしたスーツが多い。
ボディスーツ
コンビネーションや、コンビネゾン、ユニオンスーツなど
上半身と、下半身が一つにつながった衣服のことで、
スラックスを組み合わせるだけで、アウタールックを
楽しめるという思考から考え出された一種の中着。
タートルネックセーター※とタイツがひとつなぎに
なったようなデザインのもので、婦人服の分野で
開発のすすんだ、当時未来志向の服装ですが、
現在では、ブラジャーとガードルなど、上下
ひとつの下着となった補正下着の意味で使われる
ことが多くなっています。
※身頃から続いて上に筒状に伸び、首にぴったりそって
折り返りぐるっと首全体を包む衿形。
とっくり(衿)ともいい、セーターの基本的な衿形の
ひとつになっている。海亀(タートル)の首に似た
感じであるところからの名。
ホーズ
ホーズは、布製のストッキングやソックス類など脚衣の
全てのことをさし、ホージャリーはほぼ同意に使われ
ていますが、その派生語として特に靴下類を総称します。
日本では特に男性の膝下丈の靴下(長靴下)の意味で
使われることが多く、タテにリブ編みの入ったソックスの
ことをリブド・ホーズ(リブソックス)といいます。
メンズスーツの靴下としても愛用する人が多いこの
長靴下の種類にはいくつかのものがあり、
「オーバーザカーフソックス(ふくらはぎを完全に覆う
長さの靴下)」「ハイソックス」「ロングソックス」
「ニーレングソックス」のほか、特殊なタイプのものとして、
ニッカボッカに合わせて履くニッカーホーズ、ゴルフ用の
ゴルフホーズなどがあります。
※靴下類の総称。またはニット製品やその取り扱い業者をさす。
ホーズと同じ。古くはホーゼンともいい、ウエストまであった
布製の長靴下であった。
ホージャリー
ホーゼン(hosen)と呼ばれていた、布製のウエストまで
ある長靴下がホージャリーの名前の由来となります。
現在ではホーズとほぼ同義語で用いられることが
多いですが、ホーズが靴下類すべてのことを総称するのに
対して、ホージャリーは「靴下・ストッキング」限定。
ニット製の男子用品(靴下や下着など)やニット製品
の取扱業者を含めて意味することもあります。
また、イギリスではニット製品全般をホージャリーと
呼んでおり、日本でいうパンティストッキングのことは、
パンティーホーズと呼ばれます。
ニッカースーツのボトムスとなる、ニッカーボッカに
合わせて履かれるニッカーホーズ、バミューダショーツに
合わせて履かれるバミューダホーズもホージャリーに
含まれます。