pitty savile row
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スイミング・ウエア
スイミング・ウエアは泳ぐため用いる水着の総称で、
海岸を散歩するときなどに着るビーチ・ウエアとは
区別して使われます。
水に強く、伸縮性・フィット感の高い素材で作られており、
以前にはニットで作られていたこともありました。
スイム・トランクス、スイム・ショーツ、スイム・スーツ※
(おもに女性用でスーツと言われるのは、以前ブラウスと
ブルマに分かれていたことから)、サーフライダーなど
いくつかの種類があります。
※水着のこと。スイミング・スーツともいう。
フランス語のマイヨーにあたる。水切りがよく、ぬれても強く、
日光や塩分に強く、伸縮性にすぐれた素材が使われる。
スーツというのは水着はもともとブラウスとブルマの二部形式
だったときの名残から。
コスチューム
ある特定の目的のために着用される衣装、服装、
身なりのことで、衣服のみでなくヘアスタイルや
装身具など付属品をふくめた一揃いをさす場合も
あります。
舞台・演劇用の衣装、仮装舞踏会用の衣装など。
また、単に服装といった意味で使われることもあり、
乗馬服をライディングコスチューム、水着をベイジング
コスチューム、ハリスツイードなど厚地で丈夫な
ツイード生地で作られるハンティングコスチュームなどが
これにあたります。
クルージング・ウエア
クルーザーといわれるエンジン付きの大型ヨットで、
ヨットクルージング(外洋航海)をする際に着用する
衣服を総称してクルージング・ウエアといいます。
このクルージング・ウエアに布地に防水加工を施された
フードつきのヨッティングパーカや、テリー織り(パイル織)
されたタオル地で作られたネイビーブルーのクルージング・
ブレザーなどが含まれます。
現在では、ヨット以外のマリンスポーツをはじめ、街着として
着られる夏のカジュアル服としても普及しています。
※防水加工の布製のフード付き上着(→パーカ)。
もとはヨットに乗るときに着用されたものだが、
スポーツウェアや街着にもなっている。
セーリング・パーカ、デッキ・パーカ、ボーティング・
パーカなどの別名がある。
キャリアスーツ
キャリアには「職業的な、はえ抜きの」といった意味が
あることから、特に仕事上の経験を積んだ女性が着る、
機能性および洗練されたファッション性を兼ね備えた
レディーススーツ、キャリアウーマンルックの新しい
呼び方。
また、アメリカの既製服業界が、その仕事に適した
機能性を持つ作業服、ユニフォームのことを
キャリアスーツと呼び始めたことから、ビジネスウエア
全般のことも意味する用語として使われています。
※あらゆる作業用の衣服の総称。丈夫であることが第一条件となる。
また、仕事の種類によってさまざまなものがあり、
それぞれの機能に合ったデザインで、しかも仕事の性格を
反映したものが多い。作業服、事務服などが含まれる。
カジュアルウエア
ハリスツイードなどツイード生地や、コットンや
リネンで仕立てられたカジュアルジャケットなどの
ように、プライベートな場で「気軽に、くだけた感じで、
くつろいで」着用できる衣服の総称。
仕事をはなれた余暇時間に着用するレジャーウエアや、
避暑地・観光地等での着用を目的としたリゾートウエア
も同意に使われることが多いですが、カジュアルウエアは、
より広い意味をもつプライベート用、スポーティーな
服装のことを言います。
また、現在フォーマルスーツにも、ビジネススーツにも
カジュアルな感覚が多く取り入れられるようになっているため、
カジュアルウエアは単に素材・デザインを形態上で分類する
ファッション用語ではなく、本質的な部分で分類する際にも
使われます。
カーコート
自動車用のコートとして作られたスポーティーで機能的なデザインの
ショートコートの総称。
自動車用のほかスポーツコートなど、多用途に着られる
フィンガーチップレングスまでのコットン・ギャバジン※、
コットン・ポプリンレザーなど軽快な感じの素材で作られた
ショートコートを総称することが多い。
フィンガーチップレングスはジャケットの着丈の目安とするもので、
腕を自然に下ろした状態のときの指先位置に、着丈の裾がくる長さのこと。
カーコートは、本来はオープンタイプのスポーツカーのためにデザインされたものである。
※一般に短縮してギャバと呼ばれる。
緻密に織られた腰のある丈夫な綾織物のこと。
綿、ウール(梳毛)、合繊などで作られる。
通常経(たて)糸本数が緯(よこ)糸の2倍程度使われ、
綾目が急勾配になっており、表側の綾目がくっきり立って
いるのに対し、裏面は比較的フラットになっている。
面、ウールとも双糸使いが多く、主用途は、スーツやコートなど。
オケージョン・ドレッシング
ファッションで使われる際のオケージョンは、
昼と夜、または公と私、仕事とプライベートなど、
それぞれの生活の場(オケージョン)によって、
正しく衣服を着分けようという考え方。
オーダーアイテムであるスーツでも、着用するスーツの
色柄や、ベスト付き3ピーススーツ、ダブルブレステッドまたは、上下を
別生地で仕立てるセパレート形式のジャケパンなど、
シーンによって着分ける衣服についての意識は、
広く普及、浸透しているもの。
特にフォーマルスーツでは、このオケージョン・ドレッシングが
古くから顕著で、略礼服となる日本的ブラックスーツから、
夜間の正礼装・燕尾服、昼の正礼装・モーニングコート、
夜間の準礼装・タキシードなどが、はっきりと時間帯、
主催者の意向、イベントの格式などによって、分けられています。
オールラウンド
オールラウンドに使い回し、着回しの効く「スーツ」や
「ジャケット」といった使い方をされる、多くの用途に
着ることができる1着のこと。
例えば普段あまりスーツを着ない方にとっての濃いめの
ネイビースーツ1着は仕事用にも冠婚葬祭用にも、
用いることが便利な1着といった使い方をする場合など。
正確には「オールアラウンド」で、ある種の服装全般の
ことも意味し、「オールラウンド・ジャケット」
「オールラウンド・スポーツウエア」など。
オーバーコート
防寒用コートの総称。
厚手のウール素材などで作られている場合が多く、
より防寒効果を増すためにボアを裏地として用いたり、
寒い地域では毛皮を裏打ちとされたものもあります。
単に”オーバー”とも言われ、
スーツ、背広などの上にかさねて着られることからの名称ですが、
厚手のオーバーコートに対して薄手で作られたものをトップコート
(スプリングコート)といい区別しています。
防寒用コートがオーバーコートと呼ばれるようになったのは、
18世紀ごろからで、当時は男性用のコートのみに対して
使われていました。
オーバーコートのスタイルはさまざまで、
チェスターコート、ダッフルコート、トレンチコート、
バルマカンなどすべてが含まれます。
ウォッシュアンドウエア
洗濯をしたあとに、アイロンをかけないでそのまま
着用できる衣服のことをウォッシュ&ウエアといいます。
これらウォッシュ&ウエアには、ノーアイロンで着用する
ことができるための特殊な加工(ウォッシュ&ウエア加工)が
ほどこされており、その代表的なプレス加工がパーマネントプレス
(デュラブルプレス)といわれるもの。
洗って干してそのまま着られるノーアイロンの衣服は、
ポリエステルとコットンを混紡した素材の開発により、
飛躍的に普及しました。
近年スーツやジャケットにも聞くことがあるウォッシャブルな
スーツは、表地のみでなく裏地・付属類にまで、家庭用洗濯に
耐える素材が用いられているため、通常の仕立て方、ウール地
でのご対応は不可となります。