pitty savile row

マキシやマクシと略されるコートレングス、スカート丈
で、マキシマム（極大）が由来とされるように、
長い着丈を意味していますが、その長さは、
くるぶしから床すれすれまでの着丈の長さをいい、
アンクルレングスと同義。
女性用のフォーマルなドレス、イブニングドレスは
たいていの場合、この長さとなっています。

マキシレングスで作られているコートを、マキシコート
といい、これより長い着丈のものを、フルレングス
またはフロアレングス（床丈）といいます。

ヒップラインといわれる、ヒップの一番太い寸法となる
位置までの長さの、コートやジャケットの着丈をいいます。

また、製図上ウエストからヒップラインまでの
丈の長さのこと。
ヒップは一般に、人の臀部の意味となりますが、
製図上もっとも太い部分の周囲の長さとなる
ヒップ寸法は、スカート、パンツ等ボトムスをはじめ、
ジャケットなどトップスのシルエットを決めるために
重要な寸法として用いられています。

コートやドレスのもっとも標準的な着丈とされているもので、
膝丈のこと。
膝頭からそのもう少し上ぐらいまでの長さをいいます。

また、ニーラインは、膝線（膝位置の線）のことで、
膝下、膝上何ｃｍなどというように、スカートやコート
の丈や、スラックスのヒザ巾よりシルエットを決める際の
重要な基準となります。

また、ひざ下までの長さの靴下は、ニーレングスと
呼ばれます。

コートのレングスのひとつで、ジャケットにも用いられ、
総丈と言われる人の第七頚椎から床下までの寸法の
４分の３の長さのこと。
「３/４丈」「４分の３丈」「七分丈」のことで、
ヒップと腿の中間ぐらいの長さの丈をいいます。

また、近年、スリークォーターパンツなど、４分の３丈の
クロップドパンツのことをいう場合にも用います。

コートレングスの短いものをさすファッション用語で、
普通、衣服の背丈・総丈の場合に使い、その他の部分に
使うことはありませんが、スーツやジャケットを仕立てる
生地の巾について、専門的に用いることもあります。

また、ショートコートは、丈の短いコートのことをさし、
フィンガーチップレングス、スリークォーターレングス、
ヒップレングスなどの短い着丈をもつもので、ハーフコートと
ほぼ同義。

サイは「太もも」のことになるため、
ジャケットやコートを採寸する際の基準となる、
首後ろの第七頚椎（簡単にはネックライン・首線）
から、太ももまでの丈の長さのこと。

水兵が艦上で着用したことに由来する、
厚手ウール製ダブルのショートコート・
ピーコートがこのサイレングスの代表的な
ものとされています。

コートの長さ、一般には「コート丈」「着丈」のことを言います。
ネックラインからコート裾までの全長をさし、
オーダーコートを仕立てる際の採寸時には、
人の首後ろにある第七頚椎から仕立てたいコートの
裾の長さを指定します。

長さによって、多くの名前が付けられており、
着丈が、左右に手を自然におろした指先の長さとなる
フィンガーチップレングス、床下まで測る総丈の４分の３
程度の長さとなるスリークォーターレングス、ヒップの
トップ位置までの長さとなるヒップレングス、
膝位置までの長さとなるニーレングスなど。

膝頭の位置程度まで長さをニーレングス（膝丈）
といいます。この膝丈より長いコート丈のことを、
オーバー・ニーレングスといい、コートの場合は膝下丈を、
靴下の丈に用いられる場合には、膝上丈のことになります。

また、ちょうど膝位置ぴったり丈のことを、ジャストニー
といいます。

シートは尻、ヒップを意味することから、
ネックラインから裾までの丈の長さであらわす
ジャケットやコートの着丈の長さ（コートレングス）のうち、
シート（ヒップ）が隠れる程度の長さのこと。

オーバー・ザ・シート・レングスは、ヒップレングスや、
フィンガーチップレングス、サイレングスなどと同様、
ショート丈のコートレングスに含まれます。