IFC(アイ・エフ・シー)
国際流行審議会のこと。
インターナショナル・ファッション・カウンシルを略称したもので、
ヨーロッパ主要国のメンズモード関係者によって構成されています。
(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、
ベルギー、スウェーデン等が参加国)
また、アイ・エフ・アイ(IFI)は、ファッション産業人材育成機構
のことになります。
国際流行審議会のこと。
インターナショナル・ファッション・カウンシルを略称したもので、
ヨーロッパ主要国のメンズモード関係者によって構成されています。
(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、
ベルギー、スウェーデン等が参加国)
また、アイ・エフ・アイ(IFI)は、ファッション産業人材育成機構
のことになります。
国際衣服デザイナー協会(国際衣料デザイナー協会)のこと。
アメリカを中心とした既製服メーカーのデザイナーたちによって
構成されている国際組織で、数々の流行スタイルを発表しています。
インターナショナル・アソシエーション・オブ・クロージング・デザイナーズの略称。
既に知名度や形も出来上がっているファッションスタイルに、
部分的な修正をほどこすことをいい、本来モディファイドにある
「加減する、修正する」などの意味から、服などに手を加えて新しくすること。
現在のメンズファッションに多くの影響を及ぼし、また
その愛好者も多いアイビーリーグモデルのスーツや
ジャケットなどに若干の手を加えたモディファイドアイビー、
本来バルカラーやシャツカラー、肩章(エポーレット)付き、
左右にパッチ&フラップポケットを大きな特徴とするサファリジャケットに
若干の手を加えたモディファイドサファリジャケットなどと使います。
色柄の異なる服を重ね着する着こなし方、パターンオンパターンの1種で、
複数の色・柄をひとつの服装の中で、重ねて使う
服装術、衣服の着こなしの中でも高等テクニックを必要と
するもの。
ファッションセンスが問われるところで、上手にやらないと
いわゆるチンドン屋になってしまいます。
スーツではミックスド・スーツという着こなし方があり、
トップ(ジャケット)とボトムス(スラックス)を
色柄の異なる素材を用いながら、上下服(スーツ)としての
統一感を出した着こなし、着方をしようというもの。
ジャケット、パンツをそれぞれ色柄の異なる独立した
ファッションアイテムと考え、替え上着+替えパンツ
として着る、ジャケパンとは考え方が少し違います。
現代的な新しいコーディネート方法のひとつで、衣服のトップスやボトム、
またはレイヤードするアイテムにおいて、 異なった性格のものを、
なにかで違え(ミックス)、なにかで合わせる(マッチ)ことをいいます。
高度なテクニックを要する着こなし方で、ジャケパン的な、
セパレートスタイルに例をとれば、ジャケットとスラックスをそれぞれ
「色でミックス、柄でマッチ」「柄でミックス、色でマッチ」
「柄でミックス、素材でマッチ」「素材でミックス、柄でマッチ」などの
方法が考えられ、具体的には「ジャケットを大柄のスターチェック、
スラックスをハウンドトゥースとするが、色は合わせる」や、
「ジャケットもスラックスもグレンチェック柄で合わせるが、
色は変える」「ジャケットの素材にはハリスツイード、スラックスは
コーデュロイパンツと素材は変えるが、色は合わせる」など。
ジャケットとスラックスを別素材で仕立て、素材の持ち味
を生かし、コーディネートして着用する「デュオス」や、
この「デュオス」にベストを加えた、3アイテムを
ファッション性の高いコーディネートで着用する「トリオス」など
ニュースーツと呼ばれる二組のファッションアイテムを用意し、
それぞれのパーツ(部分品)の組合せを替え、入れ替えることによって、
数多くの着こなしを生み出すテクニックのこと。コーディネートスーツ。
いわゆる着まわし術のひとつの考え方で、手持ちのワードローブの
中から、色・柄・素材の異なるジャケット、スラックス、ベストを
バランスよく組み合わせるやり方は、誰にも自然と身に付いている
もの。
ボディコンシャスは、「ボディコン」と短縮して呼ばれることが
多い服飾用語で、「肉体意識」のこと。
特に、レディーススーツなど女性の身体のラインをそのまま、
もしくは強調して表現するときに用いられます。
1960年代の末にあらわれた考え方でもっと自分の体に
注目しようといった意味合いがあり、1980年代の中ごろ
いわゆるバブル期の再浮上したシルエット。
ボディランゲージ(肉体は会話する)などの新語も生まれ、
伸縮性のある新素材や、裁断の技術向上などによって、
よりセクシーな感覚をもつ衣服が作られるようになりました。
身体にぴったりフィットさせた細身のシルエットまたは、
身体のラインそのものをさすボディーラインを、
大胆なカットアウトで露出させたり、シースルー効果を
狙うなど、が代表的なもの。
フォワードファッションに対する言葉。 あらゆる流行の中で、常に根底にあり、安定したスタイルを保っているファッションのこと。
手持ちのワードローブにプラスワン(なにかひとつプラス)することに
よって、現在のルックスの雰囲気を変化させ、着こなしの巾を
広げることをいいます。
スーツでは、デュオス、トリオスなどのコーディネートスーツに、
スラックスをもう1本または、ベストをもう1枚加えることで、
ジャケット+スラックス、または、ジャケット+スラックス+ベスト
を入れ替える組合せの数を増やし、それらを取り替えて着こなしの
変化を楽しむことなどが例に上げられます。
ミックス&マッチを楽しむ、昔でいえば「ジャケスラ」、いまで
言うところの上下独立した色・柄・素材のアイテムで着こなす
「ジャケパン」スタイルにも参考にしたい着こなしの考え方です。
1着の服をより多くのTPOに合わせることを目的とした
新しい着こなし方で、プラスチックには、「形成力のある、
思い通りの形に作られる」などの意味があることから、
こういった考えに基づく服装術を、プラスチック・ティ・ピー・オーといいます。
例えば1着のスリーピーススーツのベストを外したり、
アクセサリーなどの小物類を取り替えることで、
さまざまなTPOに対応させていくこと。
より着まわし効果の高いスーツアイテムとしては、
比較的着用期間の長いオールシーズン向け服地で仕立てられた、
ベスト付き2パンツスーツなどは、ベストの着脱、ベスト+パンツ
で「ジレパン」、クールビズパンツとしての「オッドパンツ」など、
ビジネススーツとしてオーソドックスな、ネイビーやグレー系等の
服地を選ぶとより多くのTPOに適応させることができそうです。
バックパック※(アルミのフレームと厚手のコットン地などで作られた背負い子)に携帯用食品や生活必需品を詰め込んで、野山を何日も1人で歩く1種のスポーツをバックパッキングというのがこのように非常にエコロジックな行動をとる人をバックパッカーと呼んでいる。アメリカはカリフォルニア州の若者たちの間で始まり、世界的に広まる気配がある。彼らにジーンズルックの原点があるように思われる。
※アルミニウム合金のフレームにとりつけた大型のリュックサック。体形や目的、技術に合わせて機能的に考えられている。生活用具一式を背負い、自然の野山を旅をするスポーツ、バックパッキングのために米国で開発された道具。
「どのように着こなすか」を示唆するファッション用語。
服装のシルエット・デザインを変化させることのみを、
追い続けていた時代に変わり、現在はその中身の要素
(色柄・素材などの組合せ)をどのように変化させるかによって、
ファッションの着こなしを考える時代となっている。
スーツを仕立てる材料を色柄・素材に求めることは、
カスタムオーダーの基本中の基本。
まず、スーツ、ジャケットを仕立てる際に、選ばなくては
ならないことになります。
ジャケット&パンツのように、上下を分けて着用するような
それぞれに特徴的な独立した素材を選ぶ必要がある場合以外でも、
ブリティッシュスーツには、打ち込みのしっかりとした、
目付けも重め、ストライプ柄のスーツなど、イメージして
いくと、オーダーもより楽しいものとなっていくと思います。
もちろん、ダブルスーツなら6釦2掛や、チェンジポケット付き
など、相性の良いデザインとの組み合わせも効果的です。
「新しい生活のあり方」を意味する言葉。 価値観の大変動期を迎えて、いま、人々は新しい社会、ひいては個人の生活のあり方まで真剣に模索している。そのような動きをひとまとめに表現しているといえる。ファッションもカジュアル 化の伸展、レジャースーツの登場などで、大きな転換を見せ始めているが、それに対する服装のあり方を求めることも、この言葉に含めて考えられる。
モダニズムが都会的で洗練された現代的な感覚のものを意味するため、
ニューモダニズムは新現代主義のことで、
都会性、合理性、現実性といったことがポイントとされています。
ファッションにおいては、1980年代のファッションの指針とされており、
伝統的なものを批判して新しいものを生み出す、新しい時代に対応して
それに果敢に挑戦していこうとする姿勢を示したもの。
1970年代のロック・オールドウェーブに対する新しい波とされる
80年代のニューウェーブは、音楽界のみでなくファッションにも影響を
及ぼしました。
色柄・素材をジャケット・スラックスなどトップ&ボトムス
ごと、違えたり、合わせたりする「ミックス&マッチ」と
対極的に位置する、着こなしにおける新しいテクニックのひとつが
「ドレスマッチ」になります。
似た色柄・素材・デザイン・感覚で、身に付ける衣服全体を
統一することで、シックな雰囲気を演出する効果があります。
「ミックス&マッチ」がアクティブな着こなし、コーディネート
であるのに対して、この「ドレスマッチ」は静的なコーディネート
になります。
仕立てるオーダーアイテムを選ぶ際には、やはりそのスーツ、
ジャケットなどを着用する用向きから、大人しいトーンで
シックに合わせる「ドレスマッチ」的な着こなしを念頭に選ぶ、
もしくは「ミックス&マッチ」的な素材選びをするなど、
意識的に行うと、よりイメージに沿ったスーツ等が仕上がります。
「自分のことはじぶんでしよう」といった意味で、ホームソーイングや日曜大工など、既製品をそのまま使うのではなく、自分自身で作りあげようとする風潮を広くさす用語。単にDIYとも略称し、手作り品が注目される現在、ひとつのマーケットを形成している。