ダービータイ
ネクタイの1種で、 イギリスのダービー競馬場で、このスタイルの
ネクタイが流行したことが、名前の由来とされています。
もっとも一般的なネクタイの形で先端が剣先のようにとがっており、
巾の広いほうを「大剣」、狭いほうを「小剣」と呼び、
このネクタイの巾は、スーツの流行に左右されることが多く、
タイトスーツには狭いネクタイ巾、ルーズスーツには広めの
ネクタイ巾が合わされることが多い。
ダービータイは、幅タイ、フォーインハンドタイの別名でも
呼ばれています。
ネクタイの1種で、 イギリスのダービー競馬場で、このスタイルの
ネクタイが流行したことが、名前の由来とされています。
もっとも一般的なネクタイの形で先端が剣先のようにとがっており、
巾の広いほうを「大剣」、狭いほうを「小剣」と呼び、
このネクタイの巾は、スーツの流行に左右されることが多く、
タイトスーツには狭いネクタイ巾、ルーズスーツには広めの
ネクタイ巾が合わされることが多い。
ダービータイは、幅タイ、フォーインハンドタイの別名でも
呼ばれています。
もっともフォーマルなスタイルに適しているとされる
ポケットチーフの飾り方です。
三つ折りに折り畳まれたハンカチーフの三角形の頂点が
3個、スーツの胸ポケットの口から見えるようにします。
この三角形の頂点が2つ見えるものをツーピーク・フォールド、
1つだけのものをトライアングラー・フォールド。
トライアングラー・フォールドはビジネススーツの胸元にも
飾られることが多く、そのほかアイビーフォールド、
クラッシュド・スタイルなど、そのシーンに応じた
いくつかのポケットチーフの飾り方があります。
ネクタイをカジュアルな装いをする際のファッションアイテムの
ひとつとして、布帛※シャツやポロシャツなどにあしらうというのが
スポーツタイの着こなし方。
ビジネススーツに合わせるいわゆるフォーインハンドタイが、
主にシルクで作られているのに対し、スポーツタイの場合には、
巾が細く、長さは短いもの、また、使われる素材の種類が多く、
ウール・コットン・レザー・ニットなど多岐にわたります。
スポーツタイはカジュアルな用途に使われるネクタイを総称する
もので、柄なども野球のバットやボール、サッカーボール、
自転車など、スポーツ関連の道具などをモチーフとしたものが
用いられる場合も多いです。
※織物地一般のこと。本来<布>は絹以外の麻、綿、木綿、
苧麻(ちょま・からむし)などの織物、<帛>は絹織物をさした。
ネクタイは、ネック(首)とタイ(締める)から作られた
複合語となりますが、このネクタイの発祥となった国、
フランス語でのネクタイを意味する呼び方がクラバットとなります。
ネクタイの発祥は、17世紀のはじめにクロアチア騎兵が、
パリにやってきた際、その首元に巻かれていたリネンのスカーフ
が、その後パリの女性たちの間で愛用されたことから。
最初は、この白い布のことをクロアチアと呼んでいたのですが、
フランス士官たちの間で、流行する頃には、「クラバット」と
呼ばれるようになり、現在もそのように呼ばれています。
タイドアップなスーツ、ジャケットには欠かせないネクタイは、
フランスのクラバットが語源とされています。
クラッシュド・スタイルは、ポケットチーフの真ん中あたりを
軽くつまんでから胸ポケットに差し込み、ハンカチーフの四つ角を
のぞかせる飾り方で、その見え方が花びら(ペタル)のように見える
ところから、別名「ペタル・トリートメント」。
ポケットチーフの角を無造作に見せる飾り方で、パーティーや
イベントなど華やかなシーンで着用するダークスーツなどに
よく合います。タックドインと呼ばれることもあります。
また、アイビーフォールド、パッフド・スタイルは、この逆に
ポケットチーフの角を胸ポケットに差し込み、ふわっと見せる
飾り方となりますが、このフワッととしたポケットチーフの
中央部を見せるパフな感じと、クラッシュド・スタイルの両方を
加えたパフ&クラッシュという飾り方もあります。
1933年に創業されたアメリカの老舗メンズ雑誌「エスクワイア」
で紹介されたことから、呼ばれることとなった「セミウィンザーノット」
の別名。
セミウィンザーノットは、ウィンザーノットが左右両側に輪を
作って結ぶネクタイの結び方なのに対して、片側のみを
一重結びとなるプレーンノットで結ぶため、結びめが
小さくなります。
そのためハーフウィンザーノットとも呼ばれており、
クラシコスーツやブリティッシュスーツなどビジネススーツ
のシャツ衿として人気の高い、ワイドスプレッドの衿型シャツ
とも相性の良い結び方。
「エスクワイア」は、政治・経済を中心にファッションやライフスタイル
なども合わせて掲載されている、ホワイトカラーを読者層に多く持つ雑誌です。
ウールを素材としたネクタイのことで、スーツをオーダー
する際に、ジャケットとスラックス、ベストそれに
共生地で仕立てるウールタイを加えたこだわりの
スリーピーススーツというスタイルもオーダーなら可。
ネクタイは主にビジネス向きに使われるシルクや、シルクと
合成繊維の混紡、またはポリエステル等の合成繊維のみで
正バイアスにカットした布地を用いて作られますが、
カジュアルな装いには、ウールタイが最適。
また、カントリー調のジャケットやスーツには、
ざっくり感のあるツイードなどを用いて作ったネクタイが
その雰囲気を出すのには適しています。
また、ハリスツイードなど厚地のジャケットをタイドアップ
して着用する際にも、少し薄手なホームスパンやヘリンボーン柄
などのツイード生地で作られたウールタイはとても良く似合います。
※産地や糸種などによりバラエティが多く、ジャケットやコート、
ボトムスなどカントリー調の衣服などに用いられる。
ノット(結び目)がもっとも大きくなるネクタイの結び方。
輪を左右両側に作って結ぶところから、プレーンノットに
比べてノットが大きくなり、横に広い逆三角形という、
この独特なノットの型ができます。
イギリスのウィンザー公が好んで用いたことが、ウィンザーノット
の名前の由来で、結ぶ回数が多いために、しっかりと
したノット(結び目)を作ることができる。
ウィンザーノットは、ノットが大きくなることから、
衿開きの角度が大きなシャツカラー、ワイドスプレッドカラー※
になります。
シャツの衿巾の広さは、スーツの衿巾等とも合わせられ、
広めのシャツ衿には、衿巾が広めに作られることが多い、
クラシコスーツとも好相性。
セミウィンザーノットは、ウィンザーノットが両側に輪を
作るのに対して、片側のみに作るネクタイの結び方。
※男物シャツの衿型のバリエーションで、衿の前が開いた形。
ワイド・スプレッドは大きく広げたといった意味。
ヨーロピアン・スタイルでコンチネンタルカラーともいう。
アイビーリーガーの間でよく用いられていたことから、
名づけられたポケットチーフの飾り方のひとつで、
折り畳まずに、ハンカチーフの中央あたりを、軽く
つまみ全体をフワッとした感じとなるように、
胸ポケットに角を差し込みます。
アイビーホールドで飾られたポケットチーフは、
その様子が無造作で曲線的な味があるのが特徴的。
特にアイビールック※に限った飾り方ではなく、
イギリスやヨーロッパでも古くから行われている飾り方で、
別名パッフド・スタイルともいいます。
※アイビーリーグモデルとよばれるジャケットなど特徴的
アイテム中心に構成される基本的なカジュアル・スタイルの一つ。
1950~60年代に日本でも流行し、現在も根強い支持層をもつ。
は虫類の革の総称。 へび革(ニシキヘビ、コブラ、海蛇など)、わに革(アリゲーター、クロコダイル、カイマンなど)、トカゲ革などがあり、ベルトや靴などに多く用いられる。
皮革の総称。 特に哺乳動物のそれをいう。その種類には「生皮」「毛皮」「なめし皮」がある。なお皮とは動物の生皮、原皮をいい、革は皮を変性させた「なめし革」を意味する。現在ではファーと並んでファッション性のある素材になっている。