pitty savile row
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コーラル
コーラルはサンゴの英名で、色の名前としても
使われており珊瑚に見られる赤からオレンジまでの
いろいろな多種多様の色を総称しています。
コーラルの代表的なものは、桃色サンゴに見られる、
ピンクで、明るいピンクから濃いピンクまでまで、
コーラルと呼ばれています。
また、特別にコーラルレッドと呼ばれるものは、
サンゴの中でも高価とされる、赤サンゴの色が
色名とされているもので、鮮やかな赤色のこと。
衣服でも、レディーススーツや、メンズのジャケット
など、春先のアイテムでおなじみの色。
カラー(色)
カラーは「色」「色彩」のこと。
素材や柄、シルエットと同じくスーツやジャケットなど
を含めたファッションにとって、重要な要素となるもので、
国際的な流行色とされるインターカラーは年に2回、
パリで開催される国際流行委員会によって、2年先の
トレンドカラーが予測され、日本におけるジャフカ(JAFCA)
のような関係機関より情報発信されています。
白・黒・グレーを無彩色といい、一般に有彩色をカラーと
呼んでいます。色相・彩度・明度を色の3要素(3属性)
と呼び「色相」は色合い、「彩度」は色の鮮やかさ、
「明度」は色の明るさを表しています。
光の3原色は「赤(R)」「緑(G)」「青(B)」、
印刷インクなどの物体色えは、「シアン」「マゼンタ」
「イエロー」が3原色となります。
これらを第一次色と呼んでいます。
カーキ
陸軍の迷彩服として一般に普及した色名で、
1848年、インドに駐留していた英国軍の軍服の
色に採用されてから広まったもの。
カーキ色は自然に見られる岩や土ぼこりのような
くすんだ黄色のことで、茶褐色や黄褐色。
インドで使われているヒンズー語で「ほこり」を
意味することを語源としています。
自然の色であることから、コットンスーツやリネンスーツ
など天然素材で仕立てるスーツ、ジャケットの色として
多く用いられており、カーキパンツといえば、
カーキドリルで仕立てたアイビーパンツの基調となる
アイテム。
また、カーキ色のツイルなどで作られた、軍服やスポーツ
ウエアをいうこともあり、カーキルックといえば、
アーミールックの別称のことになります。
※ツイル
綾織りのこと。織り目が斜めの畝状に見える織物の総称。
オリーブ
果物のオリーブの色に似た、暗い黄味がかった緑色の
ことで、色名は古く、由来は油を意味するラテン語から。
オリーブグリーン。
スーツやジャケットの生地色に用いられる場合には、
コットンジャケットやリネンジャケットなど、
春夏シーズンのジャケット地に加え、ここ数シーズンは
英国調のグリーンに人気があることから、ハリスツイード
にもオリーブ系グリーンの無地、ヘリンボーンの柄が
多く見られます。
オリーブはベージュと組み合わせて作られる迷彩柄の
基本色として使われ、アーミールックには欠かせない色柄。
また、オリーブ・ブラウンといえば、オリーブの実が熟して
黄緑色から黄褐色に変化したその色のことをいいます。
エレクトリック・カラー
電気によって起こる火花のような明るい輝きをもつ、
鮮やかな色、蛍光色やネオンランプからイメージ
される鮮明な色を総称しています。
エレクトリックカラーは、1979年春夏のパリで
行われたプレタポルテコレクションに登場して以来、
注目され人気を集めている色で、スーツとコーディネート
されるメンズウエアなどアイテムにも大きな影響を
与えています。
また、エレクトリックブルーといえば、電気スパーク
に見られる鮮明な青い閃光のことで、19世紀末の
アメリカで影響した色。
エッグプラント
エッグプラントは、茄子のことを意味することから、
そのまま色名に使われており、紫の中でも茄子(なす)に
似た色のことを言います。
スーツに使われる色でも、昔から茄子のような紫がかった
紺色を「茄子紺」と呼んだり、色を形容する言葉として
茄子はよく使われている色です。
そのほかスーツの紺色を形容する言葉には、鉄色がかった
ごく暗い紫調の濃い紺のことを「鉄紺」など。
インディゴ
藍(あい)からとれる青色染料または顔料。
インディゴは「藍 」の英名で、1880年にバイエルが
化学的にインディゴの生成に成功してからは、天然藍は
とても貴重な染料となり、その代表的なものはインド原産の
ベンガル・インディゴ。インド藍。
ファッションアイテムにもこのインディゴは多く使われており、
ジーンズの代名詞ともされているインディゴブルーは、
独特の深みを帯びたブルーで、本来虫除け用に染色されていた
もので、ガラガラ蛇が嫌って近づかない色だともされています。
オーダースーツの素材にも和テイストな服地や、ストレッチ性の
あるコットンデニムや、リネンスーツなど天然素材の色として
春夏シーズンを中心に使われています。
※藍(あい)
植物染料。世界各地の山地によって、藍の原料とする植物はこのなっている。
日本ではタデ科の一年草で茎や葉にインジカンを含んでいるものを用いる。
ランダムストライプ
連なる縞のリズムが一定してない、不規則なストライプ柄。
ストライプの巾が異なったり、縞柄の柄(織り柄等)や色も異なる
もので、場合によっては、ストライプとはいっても、平行でさえない
縞柄をさす場合もある。
ランダムは「無作為の・手当たり次第の・でたらめの」の意味。
イレギュラーストライプの一種となる。
スーツ生地の織り柄を言葉で表現しようする場合、生地は織物、染物
であることから、微妙な色柄などもあり難しいことが多いですが、
ストライプの出方が複雑であればあるほど、このランダムストライプ、
イレギュラーストライプと言ってしまいたい生地柄も多くあります。
シャドウストライプが滝縞となり、陰影をつけた織りストライプが
不規則に入っているうえ、色ストライプが交互に入っていたりなど。
モザイクプリント
着色した石やガラスなどのかけらを床や壁面に
張り付けて、はめ込み、表現させた
モザイクのモチーフをプリントにしたもの。
モザイクは、古くから行われてきた装飾技法のひとつですが、
ビザンチン時代に最も盛んに行われ、
石、ガラスのほか、大理石、貝殻、木材などまで、
その模様を構成し組み合わせるための道具として
用いられた。
ビザンチンは西暦400年ごろ西ローマ帝国から分かれた
東ローマ帝国(ビザンチン)特有の装飾様式のこと。