チンチラ・クロス
チンチラはアンデス山中に住むリスの1種で、日本名をケイトネズミと言われるもの。皮がとても薄く、綿毛が密生する高級毛皮として高値で取引されるため、1849年から乱獲され続け、1914年には絶滅しかけてしまったため、原産国チリ、南ペルー、ボリビアの3国を協定を結び輸出を禁止。
その後アメリカの鉱山技師M.L.チャプマンが11匹を密輸入し、アメリカで養殖を始めることになります。
その皮は青灰色の美しいもので、青色が濃いものほど高級品とされるため、一般的には青みを強調するため、ブライトナー(青み付け)の加工が施されることが多い。
また、類似品には、毛足が長く黄色っぽいチンチローン、アンデス山脈だけに生息するチンチラット、海抜の低いところに生息するチンチラうさぎを染色して用いるフェイクなどがある。