ウォーキング・スーツ
散歩服として19世紀に主にイギリスで着られたスーツのこと。原型はウエストが細くつまり、モモくらいまでの丈があり襟元がつまった形となっている。
現在は散歩用にスーツを着るという習慣はないので、歴史的に過去の洋装・洋服として着られたスーツをファッションとして考える時に書籍などで見かける以外にはない。スーツの形としても、タイトなウエスト、サイレングスのジャケット丈は、機能的というよりも優雅に見えるシルエット。
ウォーキングという言葉からは、健康・ダイエットという言葉が思い浮かび、スーツとなるとダイエットスーツ的な、サウナスーツの印象が強いが、当時ウォーキング・スーツは激しい運動などには適さない。
散歩用に着られるための衣装として、一部の上流階級の人たちに流行したトレンド的なもの。