ベルト
ワイドベルト
1960年~70年に流行した巾広のベルトの
総称で、一般的なベルトの巾が4cm程度なのに
対して、5cm以上ある太さのあるもの。
ジーンズや衣服の外側に装飾目的に用いる
アウターベルトに使われることが多いベルトデザイン。
オーダーパンツでは、このベルトの巾に合わせて
ベルト通し(ループの長さ)を指定して作る
ことができます。
例えば5.5cmのワイドベルトならループ長さを
6cm~6.5cm程度とするほか、標準では1cm程度
のループ巾を太めに作ったり、「並列して2個ずつ付ける」、
「クロス掛けして付ける」など特殊デザインにも
ご対応可。
ベルト
スラックス※や衣服などを止める際に用いる輪になって
いない帯状のもの。
バンドと同じように使われるベルトですが、厳密には
衣服の上に出して用いるものをベルトといい、
ヘアバンドなど直接、身体に付けるもの、肌着・下着を
締めるために用いるものはバンドとして区別されています。
ベルトには素材、色柄、太さ(ベルト巾)のほか、
止め具の形により、尾錠型(シンチタイプ)、
サークルバックル、レタードバックルなどを使った
バックル型、はめ込み型などそのデザインの種類も
豊富です。
※ズボン、パンツ、パンタロンの類語だが、狭義では、
スーツのズボン(トラウザーズ)よりもカジュアルなもの、
替えズボンの同義語として使われる。
スラックスの語は<ゆるみ、たるみ>などを意味する
英語スラックに由来し、もとは普通よりもゆったりとして
スポーティな長ズボンのことをさしたが、現在では
一般に長いズボンのことをこう呼んでいる。
ナローベルト
ナローには「狭い・細い」といった意味がある
ことから、ベルト巾1cm~2cm程度の
ごく細巾のベルトのこと。
これに対し、1960~70年代にかけて
流行したベルト巾が5cm以上ある広巾の
ベルトはワイドベルト。
ナローベルトは、バギーパンツ※のアクセサリーと
してよく使われており、色違いのナローベルトを
2本使う「ツインベルト」「ダブルナローベルト
ルック」のファッションスタイルのキーアイテム。
※バギーは<袋のような、だぶだぶの>の意味で、幅広で
ゆったりしたシルエットが特徴のパンツ。
全体のシルエットは、ストレートなもの、先細り
(テーパード)なもの、裾を絞ったものなど
さまざまな形がある。
ツインベルト
スラックスのベルトの締め方をより装飾的に飾る
使い方で、通常巾よりも細い1~2cmのナローベルトを
2本並べて使います。
このツインベルトは深い股上と、ヒップから裾にかけて
極端に太いパンツシルエットを持つ、バギーパンツの
アクセサリーとしてよく用いられるベルトの使い方。
バギーパンツは「袋のように太い」シルエットを
持つパンツが名前の由来で、1920年代に履かれた
オックスフォードバッグスがその原型となります。
エラスチック・ベルト
スパンデックスなどを混紡することで、高い伸縮性・
弾力性を持たせたエラスティック・ファブリックや、
ニットを使い、作られたベルトのことで、スラックスなどに
使用することで高いフィット感を得られます。
エラスティック・ファブリックは、タイトパンツの
素材としてもよく使われるもので、ストレッチ・ファブリック
と同意。
高い伸縮性は、タイトパンツを動きやすくしてくれます。