ヘリンボーン
日本では「杉綾」と呼ばれるクラシックなファンシーパターン。 ヘリンボーン・ストライプ。
ヘリンボーンの巾には2ミリ程度の細さのものから2~3cmと太いものまでいろいろな太さのものがあり、スーツ生地としてもジャケット生地としても多く用いられているもの。
ヘリンボーンとは「ニシンの骨」の意味で、形が似ていることからこの名がある。現在ではオーソドックスなものの他に、ストライプ柄をのせるなどしてファンシーな感じのものが多くあらわれている。
ビジネススーツに用いられるヘリンボーン柄の多くは、比較的巾の狭いもの。ハリスツイードやドネガルツイードなど、ざっくり感が特徴的なツイード生地や、リネンなどカジュアル系素材では、太い巾のヘリンボーン・ストライプとされることが多い。
春夏用スーツ、秋冬用スーツのシーズンに関係なく、各生地ブランドのラインナップにのらないことがない定番柄。
チャコールグレーヘリンボーン
近年ホーランド&シェリーの新柄の中でも、大ヒットとなったシェリーストレッチ(春夏)の秋冬版のシーズナルストレッチ。
しっかりと折りめのわかる、9ミリ巾のヘリンボーン(杉綾)は、ビジネス用スーツとしての無地系柄に少しの物足りなさを感じられている方の次候補柄として、おすすめしたいもの。
チャコールグレーは、きちんと装いたいときの色めとして最適です。
ブラックヘリンボーン
高級服地と言われるイタリア服の中で、日本人に最も好まれ選ばれているといえるカノニコ。このブラックヘリンボーンの生地は、杉綾のストライプ巾がおよそ1cmあるもの。モヘアを16%混紡し、ツイルといわれる綾目に織り上げられたオールシーズン向きの服地で、素材の良さと織り感から強めの光沢感が特徴的です。