ラウンジジャケット
現代の背広の原型とされるジャケットのこと。
当時正礼装とされていたフロックコートに対しての日常的に着用する
衣服とされたのがはじめで、1850年ごろ、イギリスで流行し、
それは燕尾服などの長い裾を切り落とした、上着丈の短い略式のジャケットでした。
その後、ラウンジジャケットは、共生地(ジャケットと同じ生地)
によって、ウエストコート(ベスト)、トラウザーズ(スラックス)を
組み合わせて仕立てられラウンジスーツ※と呼ばれるように
なったものが、背広(スーツ)として定着します。
※非公式な場で着用する紳士用スーツのこと。
1860年代、フロック・コートに対して日常着として登場した。
共布で作られたジャケット、ベスト、パンツの組み合わせで
現代のビジネス・スーツや背広になった。