ハンドソーンウェルテッドシューズ
数百年も前から受け継がれている全行程を手縫いに
よって仕上げる、靴の代表的な製法をハンドソーン
ウェルテッドという。
一方、手作業の一部に機械を導入した製法は、
グッドイヤーウェルテッドと呼ばれ、既成靴の
大量生産の時に用いられる製法。
ハンドソーンウェルテッド製法は、靴がまだ高価な
品であった時代に、何度も修理して履き続けること
が出来るように考えられた構造になっている。
また、グッドイヤーウェルテッド製法の靴より、
構造に安定感があること、天然素材のため足ムレが
しにくしいことなど、その履き心地の良さから、
近年再び注目が集まっている。
ハンドソーンウェルテッド製法では、靴の完成までに
時間と高度な技術が必要とされているが、そこから生まれる恩恵は大きい。