ドイツボックス
クラシックで重厚な感じのする、ドイツ製の牛革のこと。 ボックスは「中牛」を意味する。ベルト、バッグ、靴、中でもオックスフォードシューズのストレートチップ型のものなどに見られる。
クラシックで重厚な感じのする、ドイツ製の牛革のこと。 ボックスは「中牛」を意味する。ベルト、バッグ、靴、中でもオックスフォードシューズのストレートチップ型のものなどに見られる。
裏皮をこまかく毛羽立てたなめし革。 本来キッドスキン(子山羊の皮)を原料としたが現在では主にカーフスキン(子牛の皮)が使われる。スエードはフランス語で「スウェーデン」の意味。このような加工をほどこした手袋を、”gants de Suede”と呼んだことに因む。スエード仕上げをした織物をスエード・クロスといい、コットン・スエードなどが含まれる。
※なめし
原皮(生皮)を腐敗しない状態に加工して、革や毛皮にすること。なめし剤の種類によって、クロムなめし、タンニンなめし、コンビネーションなめしなどに分けられる。
シュリンクとは「(布などが)縮む、つまる」の意味。 表面に細かい縮みジワのできたなめし革のこと。もちろん”シュリンク加工”をほどこしてできたものである。おしゃれなタウンシューズなどに使われる。
アルプスかもしかのなめし革。 スエードやベルベットのような感触の黄色い革であり、手袋やスポーティなジャケットに用いられる。羊でそのような仕上げをしたものもある。またコットンでもシャモアクロスが作られる。
※スエード
表面をサンドペーパーでけば立ててビロードのように仕上げた革のこと。
アザラシの毛皮を原料とした織物で、コートや帽子に用いる。また、おっとせいの毛皮を意味することもありこれは黒っぽい剛毛で、ラフなファーコート素材とされる。
羊のなめし革。 レザージャケットなどに多く用いられる。
馬の背中の尻の部分からとった毛穴のない光沢のある革のこと。ビジネスまたはタウン用の靴、ベルトに多く用いられる。
「合成皮革」「人造皮革」のこと。 イミテーションレザーとも呼ばれ、雨に濡れても丈夫なことから手軽なビジネスシューズの素材として普及してる。
なめし革の総称。 柔らかくなめした革で、多くはレジャー用の靴に使われる。
プリントやエンボスなどで表面に柄をだした革。 多くは靴に用いられる。
生の状態のままラフな感じを残した革、 またエンボス(型押し)加工などをして、人工的にそのような外観なった革をいう。
子山羊、または子山羊の革のこと。 きめが細かく光沢のあるのが特徴。靴や手袋に使われるがいずれも高級品の代名詞である。
アストラカンの1種で、カラクール羊の腹子の毛皮をいう。 ごく美しい波紋を特徴とする。また、これに似た織物もこの名で呼ばれる。
子牛の革のこと。 カーフは生後10ヶ月ほどの子牛の革を使用するため、しなやかで美しく、衣料、ハンドバッグ、靴の甲革、ベルトなどに使われることが多い。上等の部類に属する。これより若い子牛の革で、ごく柔らかな感触のものに、”ベビーカーフ”がある
かわうその毛皮。 特にシーオッター(らっこ)が有名で、非常に美しい光沢があり珍重されている。
駝鳥の革のこと。 羽根跡が丸く突き出し、特別な感覚がある。靴、鞄、札入れなどに用いる。羽はオストリッチ・フェザーといい、染色などをされて婦人のケープまたは舞台衣装に用いられる。
かもしか革。 スエード加工してビロード風の光沢と感触をもたせた柔らかな革で、ベルトや靴などのほか多くの用途がある。
アンティックとは「古代の、古代風の」といった意味。特殊な染色剤を使って、特に表面を古代風の独特な柄や色彩やシミを染め出した革のこと。ファッションっぽい靴などに使われている。
チンチラはアンデス山中に住むリスの1種で、日本名をケイトネズミと言われるもの。皮がとても薄く、綿毛が密生する高級毛皮として高値で取引されるため、1849年から乱獲され続け、1914年には絶滅しかけてしまったため、原産国チリ、南ペルー、ボリビアの3国を協定を結び輸出を禁止。
その後アメリカの鉱山技師M.L.チャプマンが11匹を密輸入し、アメリカで養殖を始めることになります。
その皮は青灰色の美しいもので、青色が濃いものほど高級品とされるため、一般的には青みを強調するため、ブライトナー(青み付け)の加工が施されることが多い。
また、類似品には、毛足が長く黄色っぽいチンチローン、アンデス山脈だけに生息するチンチラット、海抜の低いところに生息するチンチラうさぎを染色して用いるフェイクなどがある。